白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

ミギとダリ 第12話「ぼくらの復讐」

どうにかこうにか脱出した面々

 怒濤の展開です。結局は瑛二は怜子を刺して家に火を付け、自らも死のうという覚悟を決める。完全に狂気に走ってしまった母を止めると共に、自身も母と共に綺麗に終わろうという考えの模様。ただ監禁部屋にミギとダリを始めとして全員が閉じ込められていたことについてはどう考えていたんだろう。瑛二にしたらみんなを道連れにするべき理由はないから。

     
原作はコミックで「坂本ですが」の作者というのが何となく納得

 それにしてもあのドア、思いの外に丈夫だったようで、親父さんが壊そうとしても無理だったようです。一体何のためにそこまで丈夫なドアにしたんやら。もっとも物をぶつけて板を割ろうとしている方法自体が間違いですが。普通の室内ドアは大人が体当たりしたり跳び蹴りかましたらドアに穴は開かなくても、鍵が壊れて開くもんですが。スチール製のドアではなかったんですから。

 危機一髪で助けに現れたのがまさかの秋山。なぜかここという時になったら助っ人として登場する便利屋君です。結局は斧でドアを叩き割ってましたが、普通は鍵の部分を破壊するんですよね。そうすればドア自体を蹴破れるから。ショットガンなどの銃を持っている場合は、鍵を破壊するよりも蝶番のところを吹っ飛ばしてドアを蹴り倒すというのは、以前にマスターキートンで言っていたが。なんかこの作品の登場人物は真っ正面からドアを破壊しようとする者ばかり。

 

 

結局強引に瑛二を救い出したものの

 一旦は二階の窓からジャンプで逃げ出した全員だが、瑛二が残っていると秋山から聞いたダリは瑛二を助けに戻る。ダリは「瑛二はミギがいなかった俺だ」と言っていたが、確かに性格に似たところはある。それと髪の色は違うが、実は顔もソックリだったりする。これは単に作画のバリエーションの問題ではなくて意図的なものだろう。サリーの時もそうだったが、同じ顔で髪型とかだけで全く別人にするってことが、この作品は多いな。

 で、結局はダリは無理矢理に瑛二を連れ出し、そのダリを助けるためにミギも突入してきて二人して瑛二を救出することに。結局この3人は実の兄弟だったってことか。それにしてもいつも唐突に現れていたのがみっちゃんだったが、今回も唐突に亡霊になって現れました。その亡霊が皆を救ったという「んなアホな」という展開ですが、まあこの作品は今更亡霊が出てこようが、魔王が出てこようが、特に驚かん気はするな。何でもあり状態になってきているので。

 それにしてもここに来ても華怜はどこから来たんだ?って話は全くないな。彼女が言うように一番身近なところに患者がいたにも関わらず全く気づいていなかった大ボケ親父といい、よく分からん人物の多い作品だ。そして瑛二は自首。怜子のの罪まで被るつもりのようです。まあこの辺りは予想のついたところかな。自分がメトリーを突き飛ばして殺したということを思い出して以降、ずっと罪の意識に苛まれていたようだから。まあ未成年の上に異常な状況下なので大分情状酌量はあるとは思うが。

 

 

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