白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた 第7話「長い夜、明るい朝焼け」

親父最強ストーリー

 なんか赤鬼のベルグリフ様の無双が炸裂しているな。溢れる父性で娘はメロメロだし、娘の仲間までメロメロ、さらに伯爵様の妹までメロメロ、その挙げ句に刺客だったはずのシャルロッテまで落としてしまった。もうベルグリフ様の向かうところ敵なしって感じだな。ヘルベチカ様は出来るダンディ中年オーラに当てられて「私をもらってください」状態だし、今回の騒動で伯爵家の使用人までまとめて丸め込んでしまった模様。恐らくベルグリフが伯爵家に婿入りしたら、使用人丸ごとその日から「はっ、ご主人様」って臣従するだろうな。

     
原作はライトノベルでコミックも出ているってパターンらしい

 結局のところ、マルタ伯爵などの悪だくみがあることは承知の上で、荒事にはしたくなかったが故に目をつぶっていたヘルベチカ様も、領主として皆を守るには清濁併せ呑む度量が必要であるという覚悟を決めた模様。父のアンデッドを叩き切って成仏させると共に、マルタ伯爵を謀殺してしまうことを決意。まあ権力というのはどう行使したかで評価されるものなので、領民を守るという正しい目的で行う謀略は悪くは評価されないものです。自分の個人的利益のために謀略を駆使する権力者は問題外ですが。敵兵を串刺しにして殺害し、串刺し公として恐れられてドラキュラのモデルとされたプラド3世でも、祖国のルーマニアでは外国からの侵略に対抗した英雄ですし。大国であるオスマン帝国からの侵略に対抗するには、そのぐらいのことをやって相手をビビらすしか手がなかったということで。

 

 

無双のアンジェリンには出生の秘密が?

 それにしてもアンジェリンも無双なのだが、その無双っぷりが今回は滅茶苦茶だったな。魔法でも何でも筋肉でぶっ飛ばすという雰囲気の。エルフの霊薬が効いていたらしき話があったが、どうもそれだけでもないような。ビャクとの戦いでの会話などからは、どうやらアンジェリンはその出生に秘密がありそうなことを匂わせていました。まあありがちなのは魔王か何かの血を引いているという辺り。アンジェリンの規格外の成長っぷりや強さを説明するためには、そういう出生の秘密を抱えているって辺りが妥当な今後の展開になりそうですね。

 で、これでマルタ伯爵の陰謀編は終了ということになるのでしょうから、次の展開がどうなるのかですが、シャルロッテの背後にいた組織がどうも目下のラスボスの気配ですから、そいつらと戦うことになるのでしょうか。最終的にはそいつらの陰謀をアンジェリンやベルグリフが叩きつぶしてとなるんでしょうが、アニメはそこまで行くんだろうか?

 

 

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