とりあえず今回は番外編的な話でしょうか
長編シリーズ物などで時折に挿入される典型的な「閑話休題ネタ」だな。短編ではそれなりにいい話であるが、前のエピソードにも後のエピソードにも直接にはつながらず、総集編などでは丸ごと削除しても全く問題が生じないという。
一応今まで自身のスペック頼りで戦っていて、正式に剣術などをやったことがないフェイトが老剣士アーロンに剣術の基礎を短期育成してもらったというエピソードになる。またアーロンはフェイトがレベル1にも関わらずスペックが異様に高いということに対して、特に不信感を持つような様子もなく、さらにはマインのことも以前に知っているようなことを言っており、いわゆる大罪スキルについても漠然と何かの情報を持っているのではということは匂わされてはいたが。それにしても、クズでないと人の上に立てないようなこの世界で、初めてまともな領主様が登場だな。
過去と決別した老剣士
結局のところはアーロンは強さ的には城のモンスターを一掃出来るだけの実力はあったのだが、犠牲になった妻子との別れのケジメを付けることが思い切れずに、永らくグダグダとしていたが、そこにフェイトがやって来てモンスターを倒しに行くつもりであるのが分かったから、ようやく意を決したということのようで。実際にフェイトが参戦したことで倒すのが早くなったけど、フェイトの存在が不可欠って雰囲気ではなかったからな。もっとも彼のおかげで限界突破しちまったらしいが。それにしてもあのモンスターも城を乗っ取ってそのままグダグダしていたってわけか。普通はあの手のモンスターが襲撃してくるといったら、魔王軍の先鋒として拠点を確保するのが目的で、その後は本隊を呼び寄せるとかそういうのがあるものだが、ただ単に自分の巣を確保するためだけだった?
とりあえずフェイトは完全に横道に逸れて、明らかにロキシー様のことを忘れてしまっている雰囲気だが、次辺りからはそれが絡むのか。あのクズ兄妹もようやく末弟がやられたことを把握したようだし。やっぱりアニメのラスボスはあいつらだろうか?
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