白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

Helck 第19話「帝国四天王ヴァミリオ」

ヘルクと共闘を誓うアンことヴァミリオ

 アンを信じて全てを打ちあけて、またいざという時に自分にトドメを刺すことを託して勇者殺しの剣をアンに託すヘルク。そのヘルクを見て、ヘルクは信用に足る人物であると判断して自らが帝国四天王のヴァミリオであると告白するアン。二人の心の交流が描かれた回です。ヘルクは王を倒しても覚醒した者達は元には戻らないという厳しい事実を告げられているが、それでも一途の望みはつなぎたいという気があるし、どちらにしても覚醒した人間達を放置したらそれは世界全体の破滅につながりかねないから、最悪は自身の手で根絶やしにする必要を覚悟している模様。その中には異形の魔物化してしまっているクレスを葬ることも含まれるのだが。

     
原作コミックがあるようです

 そしてヘルク一行はようやくヴァミリオを探しに出ていた捜索隊の伝令と遭遇。やっとアズドラ達と連絡がつくことになったようです。アズドラの戦略は、とりあえず覚醒勇者達を自分達が引き付けておいて、その間に精鋭部隊が王を急襲するというものだが、その殴り込み部隊がヘルクとヴァミリオという構想か。さすがに策士アズドラ。大胆であるが効果的な策ではある。アズドラがいればとにかく覚醒勇者達を引き付けておくということは十分だろうが、問題はヘルクとヴァミリオが王を倒すと言うことが出来るか。それと本当に王がラスボスかというのがかなり怪しい気がする。

 いよいよストーリーが核心に迫ってきたという模様。それにしても初期の頃とは作品の空気が一変したな。ヘルクは何か事情を背負っているのは明らかだったが、ここまで重苦しくて救いのない話だったとは。本当にこの作品には意表をつかれたな。

 

 

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