とりあえずひたすらレースです
この2話はひたすらレースの話。恐らくカナタの一番のライバルになると思われるベッケンバウアーは石神をロートル扱いで完全に翻弄、ついにはあっさりと抜いてしまうという展開へ。一方の最後方スタートのカナタは後方から余裕の観察をしながらヤジキタ兄妹と絡むことに。この二人連携してブロックでもするのかと思ったら、そういう技ではなくてどうやらスリップストリームを使用したジェットストリームアタックを使う模様。結局はカナタは彼らを引き付けといてから、そこに便乗してタイムを縮めるという手を使ってきたようで。
カナタにしたらこのレースはあからさまにマシンの性能が劣る状況で参戦しているので、どうやっても上位に絡むのはほぼ不可能。次回のマシン強化に向けて様子を覗っているという走りなので、全体的に余裕を持って臨んでいる模様。
で、レースの合間にカナタの師匠である藤原拓海の話が出て来たようです。ラリーに参戦する予定だったのがテスト走行中にマシントラブルで大事故を起こし、それでレーサーとしてのキャリアは終わってしまったが、その後にカナタのスクールの教師としてカナタを指導したってことか。小柏カイがかつてのライバルが健在だったことを聞いて涙ぐんでましたね。恐らく事故を起こした後の消息を知らなかったんでしょう。そしてカナタと拓海のそういう関係を聞いたら、あの見事な4輪ドリフトの出所にすぐに想像が結びついたというところでしょう。史浩が言っていたように、拓海との関係が分かった途端に小柏のカナタ上げが露骨になってきた。
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