白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた 第4話「トルネラの穏やかな日々、時々親子喧嘩」第5話「ボルドーへの旅路」

アンジェを心配して1度突き放そうとするベルグリフだが

 とにかく帰省を延び延びにされてたアンジェは、ようやく故郷のトルネラに帰還し、最愛の父であるベルグリフにベタベタ。それにしてもこの娘、あまりにもファザコンの度合いが強すぎるような気がする。それにベルグリフの前に出ると、いささか幼児返りするようでもある。実際にはここまでファザコンの娘ってどのくらいいるんだろうか。さすがに「お父さんって良い匂い」って言うのは相当重症だ。大抵は「お父さんは臭い、汚い」というのが標準的な娘の反応だと私は聞いている(笑)。恐らくベルグリフを超えるような男でないとアウトオブ眼中だろうな。こういう娘は大抵行き遅れる(笑)。そのうちにベルグリフの頭痛のタネになりそう。

     
原作はライトノベルでコミックも出ているってパターンらしい

 で、あまりに父にベタベタすぎるアンジェに「これで本当に冒険者として大丈夫なんだろうか」と疑問と懸念を感じたベルグリフは、あえてここで突き放してみると。しかしそうしたら幼児返りしているアンジェはぐずり出す始末。こりゃベルグリフもかなり持て余しているな。それでも心を鬼にしてとりあえずアンジェの本気を引き出した模様。さすがにSランクだけあって、本気のアンジェはベルグリフも意表をつかれるような動きをして、「しっかり鍛錬はして強くなってるじゃないか」と安心する親父。もっともその後のアンジェは以前に増して幼児返りしてしまったようであるが。ただベルグリフの技倆自体も、冒険者キャリアが短すぎたからランクは低いが、実際の実力は相当高い。現実には二つ名を持つようなレベルの冒険者になってたろう。本来なら。

 

 

何やら陰謀に巻き込まれることになりそうな一行

 で、第5話は背後で何となく動いている様子のあった陰謀がより明確に表に出始めました。謎の異端の僧侶であるシャルロッテが登場。キャラとしては明らかにギャグタイプキャラだが、とりあえず目下のところは悪の黒幕の一味の模様。そして護衛のしかめ面のビャクは、シャルロッテの護衛兼保護者と言うところか。結構モブ顔の割にはマッスル将軍とギルドマスターを退ける実力の持ち主。こいつらが辺境のいかにも顔に「悪(ただしアホ)」と書いてある貴族の元で陰謀中。恐らくシャルロッテ達はもっと大きな目的があり、あの貴族のオッサンは単なる駒だろう(オッサンの方はシャルロッテ達を駒として利用しているつもりだろうが)。この辺りの陰謀がこれから話のメインに絡んで来そう。

 そしてアンジェ一行はボルドー伯に手紙を届けに行くベルグリフに同行して、ボルドーの街へ。私をもらってくださいとベルグリフにグイグイ迫るヘルベチカ様にアンジェは敵対心むき出し。ベルグリフがその気なら嫁をもらっても良いと考えているが(と、口では言っているが心中は穏やかならん)、それは私のお眼鏡にかなった相手でないとということらしい。しかし伯爵様でダメなら誰なら良いんだ? ベルグリフは下手したらそのうちに王女様にでも迫られかねない気がするんだが・・・。で、ボルドー伯に嫌がらせを仕掛けてきているのが、先ほどのアホ貴族のオッサンのようなので、こりゃ必然的に巻き込まれるなという展開。

 その前にベルグリフは早速巻き込まれていますが。ボルドー家に仕えていて、実はサーシャに気がありそうなアシュクロフトが、サーシャがベルグリフを「師匠」と呼んで慕うのに嫉妬した模様。ベルグリフをもろに挑発してきました。まあいささか直情的なタイプではありますが、頭は良さそうだし、忠誠度は間違いなく高そうなので、こういうタイプは1度ベルグリフに負かされたら、恐らく一転して心服するタイプだろうと予測するが。

 

 

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