アズドラから真実を聞かされるヘルク
ヘルクの過去語りもいよいよ佳境に入ってきました。魔王城を訪れたヘルクは、そこでアズドラと出会って彼の「人間と共存したい」という話を聞く。今まで自分が信じ込まされていた「魔族は邪悪な敵」という考えと反する事実であるが、アズドラのことを信用出来ると判断して、自分もその考えに協力したいと考えるヘルクという展開です。
ところで最初にアズドラがボロボロの状態で現れた時、私はヘルクにボコボコにされたと認識していたのだが、今回の内容を見ているとそうではないようですね。どうもヘルクは最後にアズドラの断末魔を聞いたようだが、結局その時にアズドラを襲ったのは一体何なんだろうか?
垣間見えてきたハードな展開
で、町に戻ったヘルクであるが、町の人々は魔族に対する敵意を極限にまで高めている状態であり、とてもヘルクの考えに耳を貸すような状態ではなかったと。その上に捕虜になっていた魔族が凶暴化するのを目の前で見たヘルクは、自分はアズドラに騙されたのだろうかと疑うが、しかしアズドラの態度に嘘はなかったと見て迷うヘルク。さらに凶暴化した魔族を一蹴する圧倒的な強さを盛った人工勇者まで登場、いよいよ話は佳境には入ってきた・・・が、ヘルクは「これで平和になるなら、それはそれで良いか」というところのようなんだが。
そこに人工勇者のヤバさを伝えに来たらしき奴が訪れましたね。やっぱり人間の王が闇の力に取り込まれてしまったんだろうな。結局はそれの討伐に向かうことでヘルクはクリスを殺さざるを得なくなるんじゃないかという予感がしましたね。またヘルクがあれだけあっさりと「人間滅ぼそう」って言ってしまうってことは、人間側に彼が思い残すものはいないという意味がありそうだから、アリシアやその仲間たちもその時の戦いで死んでしまうか、もしくはエディルのように向かう側に取り込まれてしまうかになりそうな気配です。なんかどんどんとハードな話になってきたな。
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