覚醒戦士に秘められていた禍々しい陰謀
大体思っていた通りの展開のようですね。そういう意味ではお約束をしっかり守る作品だな本作は。
ゼルジオンから告げられた真実は、覚醒した戦士は完全に操られた存在であり、貴族連中は庶民を全員覚醒戦士にしようとしていると。うわー、お約束バリバリだ。日本でもそんな技術があったら、岸田なんか喜んで計画実行するだろうな。もっともそんな技術がなくても、北のあの国なんかはそれに近い体制をとっているし、プーチンとか習近平なんかも理想にしそうな国家体制だな。心の底では「これこそ理想国家」って考えている権力者は少なからぬはず。
ゼルジオンから協力を要請されて、この術の鍵となるクレスの奪還に共に向かうヘルクとアリシアとエディル。しかしその前に登場するのが自民党幹部会議・・・でなかった、元老院か。庶民は貴族達の奴隷になるためにいるとか、岸田が泣いて喜びそうなことを平気で口に出す選民思想の塊のキ印連中です。そしてその背後にいる王が登場するが、こいつはただのキ印でなく、何やら闇の力を漂わせています。恐らくこいつが闇の傀儡なんだろうな。
悪顔キャラはやっぱり悪でした・・・なんて分かりやすい
そして敵として登場するミカロス。初めて登場した時から、あからさまに悪顔(それもかなりマッドサイエンティスト系が入った悪人顔)だなと思っていたが、やっぱり悪い奴でした・・・それにしてもまんまじゃん(笑)。こいつがラファエドも唆したというよりも、取り込んだんだろうな。こいつがすべての黒幕って可能性もあるが、何となくこいつも闇の走狗って気がするな。恐らくラスボスは王というよりも、その背後にいる闇そのものなんだろう。そしてお約束通りに、操られているクレスとの戦いになる。一旦はアリシアの勇者殺しの剣の力で鎮めたけど、結局それだけではどうにもならずに最終的には殺害せざるを得なくなるんだろうな。もしくは一時的に正気を取り戻したクレスが、自分が再び支配される前に殺してくれとヘルクに懇願するという涙の展開もありそう。ところでラファエドの娘のシャルアミはどうなったんだろう? 彼女は父親の非道な計画に賛同するというキャラには見えんが。もしかしたら最後に傷ついたヘルクを命がけで逃がすとかいう役割を果たすかも。
と言うわけで、過去物語はまだまだ続きます。どうやら第二部になってからは延々と過去の物語で種明かしになっているな。おかげでアンもピウイも何週間も出番なしだ。で、過去の種明かしが全て済んだら、ヘルクと魔族の連合軍で傀儡の王を倒しに乗り込むって展開で終了か? それで大団円になるんだろうか?
最後に情報提供に感謝
最後に私は前回に「アズドラの最後の断末魔はなんだったんだ?」と言ったんですが、「第3話で本人が説明していたぞ」とのご指摘を頂きました。見返してみたところ、アズドラ談「自分が仕掛けた罠に引っかかった」とのこと・・・そんなマヌケな展開だったんですね。見たはずなんだけど完全に流してたわ(笑)。まあアズドラは「強いけどかなり天然キャラ」ですから、いかにもな話ですが。ちなみにあまりに凝った罠を仕掛けたら、自分や味方がかかってしまうってのは、実際にはありがちだったりする。
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