白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

MFゴースト 第3話「カマボコストレート」

コテコテの展開来ました

 それにしても相も変わらずコテコテのお約束を重ねる作品だな。ダウンヒルを師匠の藤原拓海直伝の高速4輪ドリフトでごぼう抜きで順位を上げるカナタ。しかしその前に純粋にエンジンパワーだけがものを言う最終ストレートが。ヨーイドンのレースなら後車の進路を塞ぐとかの手も使えるが、タイムアタックだけに純粋にパワーの勝負、ここで順位を落として予選通過のギリ手前の16位に沈むと。

     
今時は最初から全巻Blu-rayの発売が決まっていたりする

 おやっと思ったが、まあ予想通りにその後に上位者のレギュレーション違反が発覚して繰り上げで予選突破って・・・まあなんてお約束なんだろう。いきなり上位通過でなくてギリ通過というところに、これから主人公の前に立ちはだかるのは彼よりも上の立場の強者ばかりですよというのを示すというこれもお約束の展開。ところで何かとカナタの世話を焼いているお調子者の相葉君も一応は10位通過の強者なんですね。いずれはカナタとも勝負することになるんでしょうか?

 

 

相変わらず現実考えたらいろいろと無理のある作品

 で、カナタは恋に見事に横っ面を張られたんですが「おいおい、それってもろに拓海の彼女の上原美佳との出逢いと一緒じゃん」ってツッコミ入れるべきところかもしれません。ちなみに拓海には彼女以前に茂木なつみって彼女がいたんだが、援交ビッチだったせいでとにかく読者に人気がなく、そのせいで高校卒業と同時に作者にリストラされちまってるんですよね。それにしても拓海も肉体関係まで持ったくせに、その後はなつみは最初から存在しなかったかのようにほとんど思い出しもしないというやけに冷たい奴でしたが。まあこの作者、クルマ描く方が本職で、人間ドラマは付け足しみたいなものですからね・・・。実際前作もそっちの方はかなり雑な話が多かった(笑)。それにしてもカナタがあれが恋だって気がつかないって、いくら何でも天然ボケすぎ。一応デートした関係なんですが。

 そう言えば恋が「恥ずかしい格好」と言ってましたが、正直「ああ、良かった。その自覚はあったんだ。」ってのが本音ですね。今時は男女平等の関係でレースクイーンとかでもいろいろ言われることがあるのに、あの格好って卑猥すぎですね。ましてそれが女子高生となったら、これ現実だったら大問題になりそう。ちなみに前作も非合法の公道レースを称揚するような形になったので、いわゆる倫理的問題はかなりあったんですよね。それを逃れるせいか、本作ではガスのせいで無人になった箱根でサーキットレース的に公道レースをするっていう無理矢理合法設定してますが。しかし現実考えるとろいろいろと無理はありますよね。コースの管理はどうしてるんだとか、公道レースなんでエスケープゾーンとかないんで、運転間違った壁に突き刺さってドライバーが一発アウトだとか、かなり倫理面の問題があって・・・。現実には高橋涼介がどれだけ政治力駆使しても、お役所のOK取れんでしょう。

 

 

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