白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

SPY×FAMILY 第27話「ボンドの生存戦略/ダミアンの野外学習」

命を懸けたボンドの奮闘

 今回は短編2作ですね。前半は未来予知犬・ボンドが予知した自身の未来の死を避けるべく大奮闘する話。それにしても死因がヨルの料理ってのが・・・。そう言えばロイドとアーニャもかつてヨルの料理で死にかけたことがあったはずだが、大丈夫だったのか? あの料理はとにかく食べ続けていたら毒耐性が身につくという代物だから。食べていたら毒耐性が付く料理なんて、転スラのシオンの手料理ぐらいしか聞いたことがないが(笑)。確かベニマルが味見させられるせいで毒耐性が付いたんだったな。

     
つい先日、最新12巻が発売になったところです

 ロイドが帰ってこない=ヨルの料理を食べさせられる→死 という図式が分かったボイドは、必死でロイドを探して早く帰ってくるように促すという。しかしロイドはそれを勝手に深読みしているという相変わらずの「ちちまとはずれ」です。ロイドって腕利きスパイで読心に長けているはずなんだが、何しろロイドの回りにいる連中が普通でない連中ばかりなので、調子が狂いまくっている模様。

 結局はボンドの協力もあってミッションはさっさと成功で目出度し目出度しです。ちなみに何かを盗み出す時に「○○は頂いた」というメッセージを残して、慌てて見に行く連中の後をつけて「ご案内」ってのはルパン三世とかでもあったような記憶が。まあ定番の手ですわな。こうしてボンドも無事に今日を生き延びることが。

 

 

ダミアン君の一夏の物語

 後半はダミアン君の休日です。どうも根っこが真面目な彼は、以前に親父さんに言われた一言で奮起して夜も猛勉強に励んでいる模様。日本の世襲の馬鹿ボン共ももう少しこういう真面目さがあれば馬鹿ボンなどと言われんのだが、何しろ親の金で遊び呆けて、問題起こしたら親の力と金でもみ消してもらってきていたような連中ばかりだから・・・。

 ダミアンの腰巾着のエミールとユーインですが、ダミアンが権力者の息子だから媚びているのかと思ったら、意外に本当の友達してるんですよね。確かに完全に同列ではなくてダミアンを上に置いてはいますが。で、それを見たヘンダーソン寮長が粋な計らいで3人を野外学習(と言う名のキャンプのようですが)に行かせるという話。グリーン先生というのが初登場の気がしますが、海軍上がりという名門イーデンにしたらやけにマッチョな先生です。で、その先生のおかげで一夏の体験をするという物語。

 「たまにボーッとした方が勉強もできる」という言葉に「ボーッと、ボーッと」と必死になるダミアン君が、いかにも彼らしいくそ真面目さです。確かに親の権威を笠に着ている部分もあったりするが、基本的には悪い奴ではないんですよね、彼。もっともどうしてもアーニャに対しては素直になれないようですが。お子様で行動が読めないアーニャに振り回されて、どうもアーニャが相手になると彼も精神年齢が下がってしまうようです。まあその辺りが微笑ましいんですが。

 

 

次話はこちら

anime.ksagi.work

前話はこちら

anime.ksagi.work