白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

2023年秋アニメ 水曜日編2

ミギとダリ 第2話「ウェルカムパーティー」

 何か独得のクールですっとぼけた作品だな。ただ今回は二人にかなりどす黒い動機があるということが明かされた。母親がこの村の住民に殺された(本当かどうかは不明だが、少なくとも二人はそう信じている)ことから、その犯人をみつけて復讐しようというのが彼らがこの村にやって来た理由ってわけか。

     
原作はコミックで「坂本ですが」の作者というのが何となく納得

 それにしても分からんことが多いな。彼らと母親はテントで住んでいたようだが、なぜそんなところに住んでいたのか? あの二人が部屋の中にテントを張っているのも、その頃の習慣か?

 とりあえず今回は、老夫婦に毛刈りをされると思い込んだ二人が、この際に老夫婦に制裁をしようと目論むのだが、完全に作戦が失敗。しかも彼らの思い込みはてんで的外れだったことまで判明するという。もしかしてこの老夫婦には本当に裏がないのかという動揺が現れています。確かに大どんでん返しがない限りは、この夫婦には本当に裏がなさそうに見えますね。二人がかなり曲解して世の中を見ているようで。もっともこのタイプの作品は視聴者にそう思わせといて最後に大どんでん返しという可能性もないわけでないから油断は出来んが。ただミギの方がそういうことで決意が揺らぎかけていたから、ダリがそれを再確認するために母親の墓に連れて行ったという展開になってました。

 この作品、このミギとダリで明らかに微妙な性格の違いを設定しているんですが、見ている側としてはどっちがミギでどっちがダリかが判別つかないのがストーリー立ての若干の難点になってます。一応は記号として頭の分け目が逆のようですが(もし本当にそうなっているなら、入れ替わりがバレる原因になるので、あくまで視聴者のための記号だとは思うが)、残念ながらそれだけだと咄嗟には区別がつかん。だから作中ではやたらに「ミギ」「ダリ」と互いに呼びかけるシーンを作ってるのだと思うが。

 まあとりあえず二人のダークな目的は見えたが、それと平和そのものに見える村の様子が非常にギャップがあるんだよな。こりゃどういう結論がつくのか想像つかん。今一番気になるのは「このアニメ、決着がつくんだろうな?」ってこと。このタイプの作品で最後に決着がつかなかったらドッチラケになる。

 

 

次話はこちら

anime.ksagi.work

前話はこちら

anime.ksagi.work