でこぼこ魔女の親子事情 第1話「なかよし親子のでこぼこ事情/不思議な命の教育事情」
魔女のアリッサが森の中で赤ん坊を拾って育てることにする。そして16年後・・・って話か。アリッサは223才とのことだが、それは長命種のエルフとかいうのではなく、どうやら魔女の魔術で長命であるってことの模様。で、拾った赤ん坊のビオラも16才になったんだが、かなりグラマーな美女に育ったので、小柄で幼児体型のアリッサの方が娘に見えるってことで、でこぼこ魔女ってことか。
内容的にはいかにもほのぼの系少女漫画というか・・・。とりあえず完全に見た目は逆転親子なんだが、一応はしっかり親をしているアリッサと、見た目は大人っぽいのに中身はまだまだ完全に子供のビオラのギャップギャグってところ。ギャグも切れ味鋭いタイプではなく、毒も何もない典型的なほのぼの少女漫画系のもの。
まあ正直なところ嫌いなタイプではないんだが、かと言って興味を感じるような作品でもない(笑)。毒が無いのが一番なので、ボーッと頭を空っぽにしてみるのは良いが、見ている内にこっちの頭の中まで空っぽになりそうな気がしてくるタイプの作品(笑)。正直なところこれから見るかどうかは3:7ぐらい。特に今期は結構作品が多そうだから、微妙な作品はフォローまでしない可能性が大。まあどっちにしてもこの手の作品はわざわざコメントするようなこともないので、ブログの方は今回で切ります。
ミギとダリ 第1話「ミギとダリ」
なんか独特の雰囲気のある作品だな。そもそも設定自体が特異だ。孤児院で育ったミギとダリの双子が一人の子供として老夫婦に迎え入れられる。そして二人は老夫婦と暮らしながら一人であると演じ続けるといういきなり納得しにくい特殊状況。またその特殊状況には明らかに二人のかなりほの暗い目的があり、しかもそこに至るまでの状況は非常に細心な計画があったと。また見ている限りで善意一杯で秘鳥(ミギとダリが1人だとして名乗っている名前)を育てようとしているようなのだが、二人は明らかにその老夫婦を目的のための踏み台にしようとしているという乾いた感覚。
作品自身のテンポも非常に変わっている。何か実にクールな空気が漂っているにもかかわらず、二人の行動がどことなくユーモラスに見えてギャグ寸前。なんかこの奇妙な空気がどこか記憶にあると思ったら、作品について少し調べて初めて納得した。ああ、あの「坂本ですが」の作者か。それでようやく納得出来た。このクールでありながらユーモラスでギャグ寸前って動きは、坂本のクールでギャグ寸前でありながらエレガントという動きのまんまだった。何を考えているのか分からない主人公とか、何か思わせぶりな作品の内容とか、確かにあの作品の空気のまんまだ。もっとも本作の主人公は坂本君と違って何かダークな背景を持っているようだが。
なんか実に奇妙な作品ですが、「坂本ですが」と同様にどことなく巻き込まれるところがある。話の落ちていく先がまだサッパリ見えないのではあるが、目下のところとりあえずはしばし注目かな。あんまりダークなしんどい話になったら多分切るけど。
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