白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

七つの魔剣が支配する 第14話「淫魔の末裔(サルヴァドーリ)」

「衝撃の」過去語りが登場する

 本当に話に動きがなくなってしまったな。今回のメインは過去語り。とりあえず完全に存在が忘れられかけているカティとガイのために、冒頭にわずかな登場シーンは用意されてしましたが・・・。

     
コミックは7巻まで出ている模様

 で、過去語りの内容はオフィーリアにはやはりそれなりの悲しい過去があり、結局はそれに取り込まれるように力の暴走を起こしてしまったようだということ。まあそれよりも今回の一番の衝撃の内容は、あの強面のゴッドフレイ先輩は実はオフィーリアのパフュームに対抗するために、自身の股間を蹴り上げるぐらいの熱血馬鹿だったんだということ。これは明らかにキャラの解釈が変わったわな(笑)。うん、この作品見ていて今までで一番の衝撃だったかも知らん(笑)。

 とりあえずオフィーリアとカルロスとゴッドフレイには過去にそういう浅からぬ関係があり、だからこそ彼らが今回の件は自分達でケリを付けないといけないと考えていて、それは恐らく悲劇的な結末になるだろうということ。大体過去の因縁をああいう半コミカルな形で描く時って、次に来る悲劇の伏線ってのがほとんどですから。それにそもそも闇落ちした場合は救いようがないというのがこの作品の設定だったと思うし。

 

 

限りなく存在感のなくなる主人公と迷走するストーリー

 で、オリバー一行はストーリーの脇でウロチョロしているだけという印象になってきて、限りなく存在感が卑小化しつつあります。ここ数話見ていたら、オリバー達は何のためにわざわざやって来ているのかが不明になっています。その一方でピート君はようやく動き始めた模様。彼(彼女?)が送った信号に一番最初に気付いて駆けつけてくるのは誰かってところでしょう。

 なんかこの作品のストーリーの本筋って、オリバー君が母親の敵討ちで学院内の敵を抹殺するってものだったはずなんですが、完全に本筋と関係ないエピソードで延々と何話も費やしているので、作品自体が明らかに目的地を見失っている印象です。元々ストーリーの方向性が曖昧で迷走しかかっていた作品が完全に迷走状態に入っていて、それがここのところ急激に面白味がなくなっている原因になっている。この調子で続くなら、私は早晩落ちるな。

 

 

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