七つの魔剣が支配する　第13話「賑わいの森(ノイジーフォレスト)」

話に動きがなくなってきたような気がするな

　なんか話の動きがなくなったな。冒頭にオフィーリアとカルロスの過去の関わりがサクッと描かれていたことと、本編ではオリバー、ナナオ、シェルの3人がオフィーリアが産み出したと思われる凶悪モンスターを倒すことに成功しましたということ。さらに終盤にピートはどうやらオルブライトを叩き起こすことは出来たようだが、ヘロヘロで戦力にはなれないと自覚したオルブライトが、ビートに命がけの隠しアイテムを託しましたよというだけの話。

コミックは7巻まで出ている模様

　カティとガイが全く出てこないので、ヘタをすれば彼らの存在自体が忘れられる可能性があると、無理矢理に陰で活躍させてましたが。カティの方はナナオにモンスターを手名付ける手法について伝えていたというお話で、ガイの方は調理の腕の方と改良植物の種をオリバーに託していたといういかにも農民出身らしいエピソードという。

主人公のキャラが分からないから話が空滑りする

　しかしここに来てもオリバーのキャラが全く掴めませんね。秘められた使命を帯びているので、その実力も一部秘めているようですから。どうもこの作品を見ていたらオリバーが無双すぎるように感じられますが、実際はオリバーの能力は器用貧乏タイプで全てに優れてはいるが、特別に秀でている能力がないので、結局のところは中途半端で最終的には伸び悩んで強くなれないということのようです。しかしその割には強すぎ。それには何か大きな裏があるはずというのは、ミリガン先輩も感じたようですが。

　結局のところ、このオリバーのことが分からないから、話が何となく視聴者に伝わってこないところがあるんですよね。この作品。目下のところ空回り感が強いんだよな。特にここ数話はずっとネタを引きずっている感じなので、物語の進展がなくて余計にツラい。