白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

Helck 第13話「弟と共に」

ヘルクの過去話・・・今回は前半でした

 Helck第2部に突入のようです。OPやら諸々を一応一新しています。そして語られ始める過去の話だが、これも長そうだな。今回は完全に核心に至る前の段階まででした。

     
原作コミックがあるようです

 魔物の襲撃で両親を失ったヘルクと弟のクレスは王都のスラムで二人で暮らしていたが、そこは貧富の差が激しく、スラムの者達は貴族に虐げられて病気になっても医者にもかかれずに死ぬしかないという、まるで自民党が理想とするようなひどい世界だった。ヘルクはそんな中で身体の弱い弟を守って必死で生きていたが、クリスが病気になって死にかける。ヘルクはクリスを背負って医者を探しまくるが、どこでもスラムの子供なんか相手にされない。そんな中で口の悪い貴族の少女シャルアミと出会い、彼女の父であるラファエドに助けられる。そして助かったクリスは人々を守りたいと騎士を目指すようになって毎日必死の訓練をして、ついには騎士になるという辺りまで。

 

 

次回に核心だろうが、かなり重い話になりそう

 まあかなりお約束の展開だな。いよいよ核心は恐らく次回になるんだろう。今のところ断片的に出ている情報は「ヘルクは弟を殺した罪で手配された」ということぐらい。それとヘルクが笑顔で「人間滅ぼそう」というような何かどす黒い恨みを抱かざるを得ないような展開があったってこと。あれだけ貴族のクソガキに陰険にいじめられてもめげなかったヘルクが、そこまでなるというのは余程のことがあったんだろうなということは予想がつく。それとヘルクがクリスを殺したとなったら、そうせざるを得ない余程の理由があったということになる。まあパターンとしては、クリスが闇に取り込まれて災厄そのものになりかけたので、ヘルクが自ら手を下したという辺り。最後の正気の時にクリスが自分を殺すことをヘルクに頼むというパターンがありそう。するとヘルクがもしもの時はアンに自分を殺すように頼んだことと重なる。

 というわけで、恐らく次回が核心そのもののハード展開になりそうです。この作品ってヘルクの飄々とした明るさと、その裏に潜んでいる強烈などす黒いものの対比が作品の核ですから。さて全てを聞いたアンはどう動くのかですな。今後の展開としてはヘルクは人間の王の打倒(それこそが世界のあちこちに垣間見えている邪悪の正体)に動き、結果としてアンがそれに手を貸すことになるんだと思うが。

 

 

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