七つの魔剣が支配する　第10話「主従(マスターアンドナイト)」第11話「責務(デューティー)」

オリバー達に生まれの不幸のせいでねじ曲がってしまった連中がケンカを売ってくる

　何かややひねくれた連中が突然にオリバーと愉快な仲間たちにケンカを売ってきました。ステイシーとフェイにさらにオルブライト。ステイシーはシェラと因縁があるようで、オルブライトは明らかにオリバーを敵視している。そしてそれらは全て彼らの生い立ちに原因があったと。

コミックは7巻まで出ている模様

　ステイシーはシェラにとっての異母妹に当たるようです。分家のステイシーは本家のシェラの補欠のような立場で、シェラが日の当たるところにいるのに対して、ステイシーは父親にも見捨てられたような形で、日を浴びることがない立場。というわけでシェラに対して憧れと嫉妬の入り交じった感情を抱き、シェラを越えることが出来たら自分も父親の愛情を得ることが出来るのではという叶いもしない願望を持っていると。で、フェイはその従者か。もっとも彼はステイシーの本音が分かっているようだが。

　一方のオルブライトはかなり陰険な家庭に生まれたようです。どうやら常勝を義務づけられており、その義務として誰を相手にしても見下すように教育されていたようですね。上から目線がデフォルトなんて、まあなんて歪んだ家系でしょうか。まあいわゆる上級国民には庶民のことを下民と本音で見下している連中はごまんといますが、ここまで露骨にそれを義務づけられている奴なんて聞いたことがないな。おかげでオルブライト君は愛憎入り交じったかなりひねくれた性格になってしまった模様。

しかし結局は全員単なるツンデレ君だったようです

　そしてステイシーはシェラに完膚なきまでに実力の差を見せつけられた挙げ句に、全くステイシーのことを恨まないどころか、むしろ妹として愛情を持っているシェラの器量の大きさに完全に落ちました。まあ絵に描いたようなツンデレ属性の少女ですから。またオルブライト君の方はオリバーへの敗北を認めるわけに行かずに悪あがきしたようですが、今まで活躍したことのないガイが初めて農民特性マックスに発揮して大活躍したおかげで最後の悪あがきも空振り。結局はナナオに真っ正面から戦いを挑んで完膚なきまでに敗北を喫して吹っ切れて爽やか男になってしまった模様。結局はこいつも男ツンデレだったか。

　そう言えば先に登場したリチャード君が絵に描いたようなツンデレだったし、ミリガン先輩もツンデレ系だったな。何かオリバー達に嫉妬して今回のゲームを仕掛けてきたトゥリオも結局は男ツンデレだったみたいだし、この作品に登場するキャラってほとんどがツンデレ系なんでは? 何かツンデレ学園騒動記みたいになってきたな。