白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

Helck 第9話「蛮族トースマン」第10話「地図を求めて」

蛮族を一掃しちまった超人ヘルク

 案の定、クラーケンに肉弾戦を挑んだヘルクを放置して大陸にたどり着いたアン。しかし大陸ではなぜかヘルクが先回り・・・ってまあ超人ヘルクならそのぐらいお茶の子か。今「超人ヘルク」って書いた時に、やけにシックリ収まるなと感じたのだが、ああ、マーベルの緑の巨人か。しかしヘルクの方があの緑の巨人よりも遥かに無双だわ。

     
原作コミックがあるようです

 そして大陸で出会ったのは謎の蛮族。いきなり余裕綽々で捕虜になるヘルク一行だが、彼らは蛮族であるトースマンの襲撃を受けて無理矢理にその支配下に組み込まれていたと。どうやらトースマンの王がとんでもない奴らしく、その影響か配下たちも強化されている模様。と聞いたところでヘルク達はすでにそいつらを倒す気満々。で、案の定、自信満々でやってきたトースマン連中を歯牙にもかけぬヘルク一行。しかし追い詰められた王が最後に禁断の力を発揮して・・・ってところまでで第9話。

 この王が発揮した力って明らかに闇の力の類いであって、どうも人間が今支配されている力っぽいですね。ヘルクがこの力に対して明らかに強烈な敵意を示したのと、アンが非常に強い嫌悪感と禍々しい恐怖を感じたってところが本質でしょう。多分、この力が今後も一行の前に現れて、結局はこいつの正体がラスボスになるってことか。その過程でヘルクがそれに取り込まれそうになるか、もしくは怒りで暴走して新たな災厄になる可能性が出てくるんだが、それをアンがどのようにして防ぐかってのが話の核心になりそうな気配。

 

 

第10話は・・・「ミスター味ッ子」?

 で、前回に禍々しい姿に変異したトースマンの王であるが、その攻撃はヘルクには微塵も効かず(アンでも倒せそうな雰囲気だった)、結局は力を使い果たして自壊するという腰砕けオチから始まるのが第10話。まあアンが感じた禍々しさは恐らく後の伏線です。結局はトースマンの連中も、その禍々しい王に逆らえなかっただけで、実はそうそう好戦的なわけでもなかったってか。何かキングダムに出ていた犬戎みたいだな。あれも犬戎王ロゾが討たれた途端にさっさと楊端和になびいちゃったから。

 この回のメインストーリーは帝国までの地図の入手なんだが、それがなぜか「ミスター味っ子」になっちまうという暴走ぶりが今回の肝ですか・・・。ヘルクの無双ップリは腕力だけでなく料理の腕前にも発揮されるという。最初からヘルクの料理の腕前を知っていたアンは自信満々だったが。ヘルクのことを警戒しつつも、こういうところでは妙な信頼感を持っているのがアンの複雑な心情。結局はヘルクは主人公(笑)とライバル達を押しのけて、味皇から120点もらって見事に大勝利と。何だかな・・・。

 その間、ピウイはヘルクのためにこの地の人気料理を探していたが・・・結局はそんなの関係なしにヘルクが勝っちまった。「美味しさは世界の言葉」だっけ。だけど実際は地域によって食事の民族性って強いから、ある地域で受ける料理が他の地域で受けるとは限らないんだよな。まあそこのところをアレンジするのが上手いのが日本人だが。ちなみにその世界の言葉のメーカーも中東向けの製品作る時にはかなりアレンジしたらしいから。

 ・・・とまた完全に話が逸れてしまったが、ここでピウイが吟遊詩人から学んだ歌ってのがまた次の伏線なんだろう。ハッキリとは分からなかったがやけに意味ありげな歌詞だったし。

 

 

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