白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

Helck 第8話「大陸へ」

謎の魔女にアドバイスをもらう一行

 大陸の方角を知っているという魔女にあっさりと対面するヘルク一行。しかしどうも魔女とやらは明らかに曰くありげである。どう見ても島の連中とは種族が違っていて、魔族ではと思わせる人物。しかもやけにヴァミリオちゃんと面影が似ている。何となく血縁ではと思わせるところがある。恐らくこの辺りは今後にも伏線になるのではという気はするな。

     
原作コミックがあるようです

 そしてその魔女が海を渡るに当たってのアドバイスは、大陸の方角だけでなく丈夫な船を作ることと、シカンゴなる謎の動物を捕まえることだが・・・この奇妙な動物だったら、確かに以前にヘルクが捕まえていたな。こいつが本能的に大陸の方向をしているらしい。まさかあれが伏線とは(笑)。しかし滅多に現れないという割にはあっさりと3頭も捕まえてしまうヘルクはやっぱり只者ではない。で、魔女からのアドバイスもそのヘルクに纏わるもので、今は大丈夫だがいずれヘルクは大きな災いを招く可能性があると。まあヘルクの内部にかなり複雑なドロドロしたものがあることは間違いない。現在人類に起こっている怪しげな状況、さらにはヘルクが実の弟を殺したらしいという事実、そしてあまりに屈託なく「人間滅ぼそう」と言い切ってしまう真意。まあまさに全てがこの作品の核心なんだろうけど。

 

 

いよいよ大陸へ向かう一行

 そして予想通りではありましたが、ピウイはヘルク一行と同行することになったか。ピウイと魔女の関わりというのも謎だな。魔女の元には明らかにピウイの同族と思える奴もいたみたいだし。まあピウイも同行するとなったら、単なるマスコット以上の役割を持っている可能性はあるが。それにしてもただの筏からあっという間に立派な船が出来てしまうのはまた段取りの良いことで。しかも魔導機関付きの優れもののようだ。ヴァミリオがが魔力制御したら、かなりの推進能力を持っている。ただやっぱりヘルクがその気になったら、力技で泳ぎ切ってしまいそうな気もするんだな。

 一行の前に立ちふさがるのはクラーケンか。さすがの筋肉バカのヘルクでも、海の中にいる敵と空を飛ぶ敵には分が悪い気もするが。もっともヴァミリオがゲートに吸い込まれた時にもそうだったが、先のことを考えずに飛び込むところがあるからな。どうもヘルクはクラーケンに肉弾戦を挑みそうな気がする。なおヴァミリオは炎の魔法のかなりの使い手だが、これも相手が海中の場合は分が悪いだろう。四天王のアズドラにしてもだが、魔族連中ってそれぞれ得意属性の魔法があるのは良いが、それ以外の魔法は使えんのだろうか? だとしたら実はかなり応用範囲が狭いような気がするんだが(アズドラの植物魔法なんて、海上では使える余地がないような気がする)。こういう時は誰か電撃魔法を持っていたら一発ってのが相場なんだが。

 

 

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