白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

AYAKA -あやか- 第10話「一緒に行ってやるからさ」

圧倒的な火龍に苦戦する春秋と朱

 苦戦する春秋と朱の元に駆けつけた弟子たち。しかしあの二人でも苦戦する火龍に彼らの力が及ぶべくもなく、最後の頼みは幸人の中に潜む水龍の力ぐらいしかないんだが、そもそも幸人はどうやったらその力を引き出せるのかがまだ分からない。弟子たちのことを足手まといに思いつつも、春秋らは自分達のことを思い出したら(師匠を見捨てたという後悔にずっと苛まれている)、無碍に追い返すことも出来ない状態になっている。

     
Blu-rayが出ているようで

 それにしても朱はこの時のために自らが人であることを失うかもしれない禁呪にまで手を出して術を強化していたはずなんだが、結局はぬ~べ~になっただけであまり大した切り札になってないな。せいぜいが火龍の横っ面を張ってすこしひるませる程度。しかしその程度のことだったら、よく見ていたら一条さんでもやっている。もっと強い戦闘力を発揮するのかと思っていたが、この辺りはいささか肩透かし。もっともここで朱が禁呪の効果で火龍を張り倒して片を付けてしまいましたなら、主人公の出番がないので完全に作品崩壊してしまうが。

 

 

遅れて駆けつけた尽義は・・・

 で、ここにいない尽義君はというと、「死にたくない・・・死にたくないよ・・・」と逡巡していたようである。何となく感じてはいたのだが、どうやら彼だけは事前に師匠から幸人の正体を聞かされており、師匠の死後に彼が行おうとしていた術について研究していた模様。その結果、その術は術者の命を贄にして道を開くものであることが分かったようで、いずれは自分が命を捨てないといけなくなるってことを覚悟した尽義君は、それ以降わざとこの世に未練を残さないようにチャランポランなキャラになったってか。うーん、実に分かりやすい話だな。それでも尽義が命を賭ける気になったのは、やっぱり自分の弟子に当たる幸人への想いか。結局は何だかんだで尽義は一貫して幸人の師匠だったようで。

 ただ一つ引っかかったのは、水龍の力を引き出した時に、果たして幸人が人としての存在を保てるかというところがまだ曖昧の様子。最悪は幸人が水龍に変化してしまって、人間としての幸人の存在は消滅する可能性がある模様。どうもそこのところは尽義も「何とかなるはず」という感じで、確証はないような雰囲気。この辺りは演じていたチャランポランの性格でなく、そもそも尽義の楽天的な性格も影響してそう。

 とりあえず一気に大詰めにきた印象ですが、通常のテンポだったらもう1話で完結のペースですが、普通は全12話ですよね。後1話どうやって引っ張るんだろう。

 

 

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