「慈愛の魔王様」の物語
前シリーズの時に、この主人公は「暴虐の魔王」ってよりも、どう考えても「慈愛の魔王様」だよなって言ってたんだが、今回なんてもろに魔王様の慈愛の心が全開だな。亡くなった部下達に「平和な世の中を築く」ということを誓っていたりしているし。それにハッキリと、平和な世を築くために自分は暴虐でも何でもやるというようなことも。まあ目的のためには手段を選ばないというよりも、理想のためにならあえて自らの手を汚すことも厭わないって覚悟だわな。
そしてレイはシンとの剣の特訓でシンの技を学んでいたが、これって多分後の伏線になるんだろうな。精霊王と対決となった時に相手の剣技が予測出来るとかの。この作品のことだから、後の伏線を今のうちにバリバリ張りまくっているような感じ。アノスが助けた王子は明らかにミサに関わる噂に修正を加えるための仕込みとして放たれたみたいだし。
世の理までぶった切るアノスの無双度
アノスの無双っぷりも磨きがかかってきている。理滅剣使ったら、ありとあらゆる制約をぶっ飛ばすことが可能で、時間軸やら因果律まで抹殺するようである。強いとかいう次元でなく滅茶苦茶。まあ元々世界を作った創造神がマブダチだったようだから、そりゃそうもなるわな。ウザい神がいたら神の秩序さえぶっ壊すというような類いの事まで言ってたし。
で、ミーシャの綾波化がかなり進行しているな。本作のミーシャと「SYNDUALITY Noir」のノワールはもう綾波にしか見えんわ。まあミーシャは綾波と違って、大分人の情が分かるようにはなってきているようではあるが。
そしていよいよ話はシンとレノの間に何が起こったかだろう。何らかの理由でレノは自身の伝説に反するような行為に及び、記憶喪失のリィナに変わってしまったのではという予感がプンプンしますね。そもそもリィナは最初からレノに似ているってことらしいし。
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