白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

七つの魔剣が支配する 第8話「挑戦者(ライバルズ)」

厨二に喧嘩を売られるオリバー達

 なんか厨二っぽい奴が喧嘩ふっかけてきましたね。ゴチャゴチャ言ってたけど要約したら「お前らリア充っぽくて気に入らない」ということに尽きる。で、彼から見たらリア充の権化に見えるオリバーを目の敵にしているようで、オリバーを挑発するためにあえて彼の仲間のうちで一番力量が劣ると見たピートを倒すことでオリバーを挑発したようです。しかし彼を見ているとどうにも偽悪ぶっている節がありますね。こういうタイプって、何か実家に問題があって(例えば名家なのだが、親との折り合いが極めて悪いとか)、その束縛から逃げるために不良ぶってるってパターンがお約束なんだが。

     
コミックは7巻まで出ている模様

 一方、ケンカを売られたオリバーにしてみたら、内心は「俺の苦労も全く知らずにこいつは」ってところなんでしょうが、何事もないかのように売られたケンカをあっさりと正面から買うというところ。まあ今まである意味での地獄を見続けてきていて、今でもそこに身を置いている自覚のある人物ですから(柔和で人当たりがよく見えるのは世を忍ぶ仮の姿)、たかがイキった学生如き眼中にないというのが本音のようです。

 

 

リア充組が厨二連中を瞬殺する

 で、オリバーがゴチャゴチャやっている内に、大人気者のナナオは早速ロッシに輪をかけて厨二全開のオタっぽい女(BLものとかが好きそうだ(笑))にケンカを売られています。いきなりの宣戦布告に対して、相変わらずお馬鹿ップリをさらしているナナオ。まあナナオはお馬鹿なために魔法自体はあまり得意ではないので、剣の間合いの外からの魔法戦を仕掛けたら確実に勝てるとの読みの上なのでしょうが、ナナオはそこらの筋肉バカとはスケールが違っていたと。力尽くで魔法をぶった切る技まで持っている究極の剣戟バカなので、魔法を剣で払ってから一気に勝負を決めるという瞬殺。あそこまでイキり倒した挙げ句に、ここまで格の違いを見せつけられたらまあプライドズタズタだろうな。普通の神経だったら恥ずかしくて当分表歩けんわ。

 オリバーによるとナナオのこの超筋肉バカは七つ目の魔剣の可能性が高いということらしい。で、お兄さま方と密談に向かう途中でヤバいお姉さんに引き留められて口説かれているオリバー。内心ビクビクですが、これも彼自身が纏うリア充オーラのせいでしょう。その挙げ句に帰途には厨二のロッシまでついてきてしまった。自分の天性の才に溺れて鍛錬をバカにして我流の戦い方をする典型的な今時の若者タイプのロッシ。今の日本にいたら確実にヒロユキ辺りを崇拝してユーチューバー目指すようなタイプだな。しかしオリバーはそんな彼を、教科書通りガチガチの戦い方で真っ正面から粉砕してしまいます。散々イキっていたロッシ君も、あからさまに格の違いを見せつけられたら立場ないでしょう。

 

 

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