白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

七つの魔剣が支配する 第7話「両極往来者(リバーシ)」

悪の枢密会議の面々がいきなり総登場

 いきなりエスメラルダ校長を中心とする悪の枢密会議が集まって「ダリウスが倒されたようだな・・・」「いや、しかし奴は四天王でも最弱」という類いの密談を行っています。いかにもコテコテの悪の秘密結社風ですが、そこに一人、典型的なトリックスターが登場。セオドールですか。ミシェーラの父親にして、ナナオをスカウトした人物、そして学園の臨時講師か。敵とも味方とも分からない微妙な位置づけの謎の人物。恐らく全てのいきさつを知っている上で、騒動をけしかけている影の黒幕かも知らない。場合によってはミシェーラと骨肉の争いになる展開もあり得るが、どうせ12話ではそんなところまでは到底行かんな。

     
コミックは7巻まで出ている模様

 そして亡くなったダリウスの後任として現れたヤバい錬金術の教師は、これもオリバーの標的の一人だな。次にオリバーが仕留めるのはこいつになるのか? いかにもヤバ気な雰囲気の漂うマッドサイエンティスト風のジジイ。いよいよもって残り話数を考えると、せいぜいがこのオッサンを倒すところまでだな。それで後は原作でってか?

 

 

今回の表題はピート君のことでした

 で、どちらかと言えば今回の主眼は、他のメンツとやや距離を置くことが多かったせいで6人の中でやや影の薄かったピート君の物語。彼が突然に彼女になってしまったらしい。流行の女体化って奴? 男キャラなのにあえて女性声優を使っていたのはそういう伏線だったってことか。しかも最初からあえて中性的なキャラデにもしてある。タイトルにあるように「両極往来者」ってことだから、いわゆる両性具有とかではなく、両方の性を変化するってことか。目下のところ突然に女性化してしまってピートは戸惑っているが、この両極往来ってのは自分で意図的に制御出来るのか、それとも本人の自覚なしに勝手に変化してしまうのかでまた状況は変わるな。両性を行き来することでどうやら魔法の能力は高まるようだが。

 そしてカルロスがその手の性がややこしい連中の集会にピートを誘いに来たってことは、彼女(彼?)もその類いなんだろうか? こういうのがゾロゾロ出てくるのもLGBT時代を迎えてのポリコレ配慮ってわけでもないでしょうが・・・。ところでピートが女性化したことで、明らかにオリバーに対して好意を持ち始めている気配が・・・。身体の性に頭の方も引っ張られて混乱すると思わせるような話もオリバーがチラッと出していたし。にしてもオリバーモテモテだな。まあ最初から明らかにモテキャラ設定してあるが。

 

 

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