白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

スプリガン 第7話「狂戦士(前編)」

初っ端から早い展開です

 初っ端から学園もので始まったと思ったら、次は戦場でのドンパチととにかく目まぐるしいのが今回。まあ本来はただの高校生がこういう特殊な任務やってるってのが異常な状況なんだが。それに優自体は殊更に素性を隠しているって様子が微塵もないから、これだけ米軍やらMi6やらを敵に回していたら、学校ごと暗殺工作かけられても不思議でないような気もするんだが、この作品ってそこのところは不自然なほどに見事に切り分けられてるんだよな。それともこれに登場する米軍やMi6ってかなりジェントルな集団なんか? その割には無差別殺人には全く抵抗なさそうだが。

     
コミック自体は結構古典作品の雰囲気がある

 そして前半は輸送機で運搬されようとする遺物を奪取するという作戦だったかが、これは見事に失敗という展開。いくらなんでも優がワイヤーで引っ張って飛行機止めれるもんじゃなかろうと思ったが、当然の結果に。本気で飛行機止めるなら、あの車を飛行機の車輪に特攻させるぐらいしかないと思っていたが、もう追いつかないぐらいに向こうが加速してしまっていたか。後、銃器持ってたんなら、タイヤを銃でバーストさせるってのは不可能だったんだろうか。まあ旅客機と違って一応軍用機なので、その辺りは結構丈夫なのかもしらないが、そういうことはいわゆるミリオタではない私には良く分からん。

 

 

それにしてもいかにもヤバ気なものが起動

 なお遺物の中身はこの時点では不明だが、実際はサブタイトルがネタばらししてるな。もうこれだけで明らかに激ヤバな代物なのは明快。バーサーカー、ノルウェー語で言うところのベルセルクですか。日本語で狂戦士。要は敵味方の区別なく殺戮を行う暴走戦士ですな。動き出したら止まらないという奴。それを選りに選って起動しちまったと・・・。結局はあの調査室にいた面々は、あのややマッド気味な科学者のオッサン共も含めて皆殺しされたんだろうな。なぜか美人の軍人科学者の姉ちゃんだけが逃げおおせていたが。

 起動したバーサーカーは鋼鉄装甲の巨大ダニー? どうやら超古代文明製の特殊装甲で普通の銃弾程度なら全く効果がない模様。優は古代遺産でもあるオリハルコンで戦うつもりのようだが、それでも歯が立つんだろうか? まあ歯が立たなかったら戦いようもないが。物陰に隠れていた優達を探知していなかった節があるってことは、対人レーダー的な物は持ってなくて、有視界戦闘が基本ってことか。となったら普通に考えられる戦術は、まず視界を塞ぐってことか。まさかセンサーまで鋼鉄装甲してないと思うから、そこは銃弾で撃ち抜ける可能性はなきにしもあらず。最悪の場合には布的な物で塞ぐという超原始的な方法も不可能ではないかも。美人姉ちゃんは兵力を整えて迎え撃つという類いの事を言っていたが、対戦車バズーカや戦車砲の類いで歯が立つかも微妙だな。また相手が高エネルギー光線兵器装備していることを考えると、機動力の低い戦車だと的になるだけのような気がするな。現実的には対戦車ヘリの類いの攻撃やら、アウトレンジからの榴弾砲とかの攻撃ぶちかまして、それでもダメなら最後は核なんてのがオチだが。相手の稼働可能時間が全く分からんし。超強力レーダー放った後に、脇の辺りが開く描写があったが、あれが内部機構を冷却するとかだったら、そこにつけ込む隙があるが・・・。

 

 

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