Lv1魔王とワンルーム勇者　第6話「国境線の攻防」

前線に偵察に出向くマックス一行だが

　すっかりグンマ・・・じゃなかった、ガンマでハネムーンを満喫している勇者マックスと魔王だが、王国との国境線で小競り合いが発生したとの報に、それを偵察すべく国境線へ・・・ってか。

原作はコミックでどうやら第9巻が出る予定の模様

　戦力を視察するとのことだったが、とりあえず双方共に戦力的には結構ショボいということが分かったようである。それにしてもこの作品の世界観がよく分からんな。マックスが暮らしていた王国は、明らかに少し前の日本ぐらいの世界観(まさに昭和のイメージか)だったんだが、戦闘を見ていたら科学技術的にはかなり遅れている模様(通常は兵器に最新技術が投入されるから、昭和なら戦闘機や戦車ぐらいは登場するべきもの)。魔法があるせいで飛び道具も登場していない。なんかこの辺り、世界設定がかなり雑な気がするな。もっともこの作品に精緻な世界観なんて求めませんが(笑)。

レオに何が起こったか?

　で、結局はこの世界では一番の戦力は高レベルの魔導師ってことか。もっとも突然に乱入したレオは鍛えた肉体と根性で魔法を無効化する勢いだったが。それにしてもレオって元々は戦士だったはずなんだが、いつからターザンにジョブチェンクジしたんだ? それに元々はここまで非常識な強さでなかったはずだが。マックスとやり合いしていた頃は、まだもう少し通常レベルの強さだったような気が。魔法で体力を強化しているとかでもないようだし。

　垣間見える事情によると、どうやら彼は王国の軍隊にいたが、それで諸々あってガンマの独立に関与することになった模様。ガンマ出身者がカッペカッペと田舎者扱いされて差別されるのでも目撃したか? 群馬って「翔んで埼玉」でも僻地埼玉のさらに奥の未開の土地扱いされてたからな。関東人の感覚ってそういうものかな? 近畿の人間は滋賀をびわ湖しかない超ド田舎扱いしているが。とにかく王国と袂を分かったレオは、ガンマ独立の盟主という形に収まったか。もっとも王国と対立すると言うよりも、あからさまなほどに専守防衛を貫いているが。

何か勇者と魔王の恋愛模様だけが進展中

　そしてマックスはレオと数年ぶりの再会。マックスの正体は魔王の魔道具のせいでレオには最初は分からなかったようだが、戦いの動きなどでマックスであることは感じていた模様。もっともあまりに脳筋なので、筋肉レベルで感じたことが頭の方に降りてくるまでにしばしタイムラグがあったようだが(笑)。それにしても呪文を唱えている魔王を守るマックスの奮闘と、そのマックスを全面的に信頼して自らの運命を委ねて呪文に専念する魔王。美しい愛の姿だな・・・って展開ばっかりだったような。マックスが「太った。飯が美味くて」って言っていた時の魔王の反応がもろに恋する新妻だったし(笑)。改めて「お前、男だよな・・・」の台詞が必要な展開になってきている。

　と言うわけでなかなかに快調な勇者と魔王のラブコメになっております。復活した魔王はマックスに執着しすぎて、世界征服とかその類いの事は完全に頭から飛んでしまっているようだな。たまに出てくる世界制覇がケロロ軍曹の「地球侵略」並に説得力の無い無意味な言葉になっている(笑)。