Helck 第1話「勇者ヘルク」
魔王が勇者に倒され、魔王城が人間に奪取されてしまった魔族は、次の魔王を選ぶべく競技会を開くが、そこに現れたのが勇者ヘルクだった・・・屈託のない表情で「人間を滅ぼそう」と宣言するヘルクの果たして真意はいかに・・・という話か。
何やら唐突にわけの分からん展開だが、怒り狂って暴走しながらも、何となくボケ役のヘルクのペースに巻き込まれてしまっているヴァミリオが、ツッコミ役として有効に機能していてなかなかに楽しいドタバタになっている。
もっとも勇者が魔王軍の方に転職してくるってパターンも、結構多いんだよな。以前にもろにそのパターンがあった気が・・・「勇者、辞めます」だったっけ。あの作品自体はキャラが結構描けていたってことで、あのタイプの作品にしては私の評価はまずまずだったんだが。この作品の場合はこのドタバタをどこまで楽しく描けるかかな。
とりあえずしばし様子見です。
アンデッドガール・マーダーファルス 第1話「鬼殺し」
原作はいわゆる伝奇小説か。どうも最近はいわゆる妖怪バトルものが増えてきていると感じていたが、もろにそういう内容。主人公は見世物小屋で怪物バトルやっている青年で、どうやらこいつが何やら妖怪の血が混ざっているらしい。で、そこに現れたのが不死だが身体を奪われてしまって、まさに手も足も出ないという生首少女(見た目は少女だが、実は数百年は生きているというお約束パターン)か。恐らくこの二人にお付きのメイドが中心キャラ。
この3人で胴体取り戻しの旅を続けつつ、その中で敵の襲撃を撃退するか、もしくは各地で起こる妖怪絡みの事件を解決していくってパターンだろうな・・・。だけど正直もろに私の好みでないわ。猟奇色も強そうだし。しかも見ていて面白くないせいか、途中でウトウトしちまった。これは即オチで問題なさそうだな・・・。
自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 第2話「王蛙人魔が現れた」
うーん、早速出オチの弊害がもろに出てるわ。今回はこの手のお約束の討伐ものなんだが、何しろ主人公が設定に奇を衒いすぎたせいで、まさに手も足も出ないって存在なもんだから何も出来ない。それでも主人公として活躍させる必要があるからと、かなり無理矢理な展開を持ってきている。
話に無理がありすぎるせいで見ていて面白くないんだよな。あの大ガエルを足止めするための手が、コーラにミントキャンディー放り込んで噴き出させるって・・・。あまりに無理がありすぎ。差別化のために無理矢理導入した奇を衒いすぎた設定が、早くもストーリーの足を引っ張り始めている。恐らく今後もこの調子でストーリーに無理くり感ばかりが募ってくんだろうな・・・。
もうこれで既にカウント9ぐらいだな。次回に「ああ、やっぱりな」となったら落ちるかな。
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