異世界召喚は二度目です　第4話「贈り物は二度目です」

お約束展開でサクサクと話が進む

　美少女魔王様は、魔族たちを守るために結婚という形で悪徳商人への服従を誓わされようとする。そこに「ちょっと待った!!」と乱入するセツ・・・なんてお約束なんだろう。サイモンとガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」でも流して・・・って雰囲気ではないな。完全にドンパチシーンだから。

原作コミックがあるようです

　にしても、やっぱりこの主人公ってとことん無双だな。そしていきなり無双であることの都合の良い理由が「二回目召喚だから」。まあそもそもこの作品自体が、一旦クリアしたシミュレーションRPGを裏コマンドで二回目無双プレイする感覚なんだろうけど。あったよな「ラングリッサー」とか。

このシリーズは好きで、昔結構やりこみました

　そしてお約束通りに悪徳商人には黒幕がいたか。どうやら昔セツと共に戦った仲間だったが、何らかの理由で離反した模様。その目的が何かは分からんが、普通に考えたらこの世界の支配か? この世界に隠れた不条理か何かに気付いて、それを破壊しようとしているという可能性もある。例えば身勝手すぎる創造神に対する叛逆とか。まあそこまで行かなくても、最初に出てきたディスティニア王国の国王がどう見ても善人ではなさそうだから、そいつの影の野心に気づいてそれをつぶそうとしているとか。実は最後の大ボスはこの国王って展開も普通にあり得る。

　で、とりあえず無双の主人公が悪者を一掃して目出度し目出度し、美少女魔王はさらに勇者に対して熱を上げるという超お約束展開。毎度のことながら、超てんこ盛りのご都合主義をベースにした超スピーディー展開だな。あまりにコテコテに普通のファンタジーしているから、目新しいところは皆無だが、それだけにストーリー破綻もしないのが強味と言えば強味。そして私の本音だが、正直なところあえて見続けるだけのドライビングフォースはないのだが、あえてオチるだけの理由もないというのが現状。目下のところは、ダラダラと最後まで見続けて最終的にはC評価になるってのが予想がつく(今後の展開ではB評価ぐらいはあり得ないわけではない)。