話の核心がチラチラ見え始めてきた気がするが
外の話と中の話が直接は関わり合いを持たないまま、状況説明としては関わり合いを持ってくるという構成になってきた。
マルとキリコはマルが地元の連中とトラブルを起こしたので、マルを潜伏させてキリコが一人で情報収集。そこで出てきたのは復興省なる人さらい集団。政府が絡んでいるのか、そもそもこの世界で政府が機能しているのかよく分からないが、何かの目的を持ってとりあえず使えそうな人材をかき集めている模様。
で、何だかんだやっている内にキリコは自身が自覚している以上にマルと分かれることに抵抗を感じるようになっていたということで、マルがいなくなった時には完全にパニックになっていた。彼女(中身は彼らしいが)がここまで我を失ったのって初めてですね。何か奇妙な依存関係が生じ始めている模様。
そしてその二人の元に現れたのが「誰だこれ?」っていうオッサン。このオッサンの話から不滅教団なるところに医者がいて、その医者に人食いの身体の一部を移植してもらったら強くて不滅になれるって話が。もっともオッサンが移植してもらうつもりだった人食いの肉は腐ってボロボロになってしまってたが。
一方の天国の方では、タラオくんが死んじゃって・・・って前回の人食いをブリューゲルからの連想でタラオって呼んでたら、こっちに本当にタラオが出てきたんで紛らわしくて仕方ないんだが・・・、火葬したところ怪しい組織が残ったと。普通に考えたらあれは人食いと同じ組織で、彼はそれを移植されていたってことか。で、さっきのオッサンの話とつながるってことのようである。あそこの子供たちは皆何やら普通と違う能力を持っているみたいだから、みんな人食いの組織を移植されているってことか。で、それが何らかの理由で不適合のようなものを起こしたら、タラオのように発病して死んじまうって辺りか。
となると、やっぱり天国では人類補完計画を進めているってことだな。使徒と融合した新しいリリンの子供たち・・・って話が変わりそうになったが、まあ実際にその辺りの計画を進めているってことか。いよいよおぞましい展開になってきたぞ。
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