異世界ワンターンキル姉さん 第2話「わらわを姉と呼ぶか」
うーん、第2話にして「もう厭きた」。なんか既にパターンが見えてきたよな。ヘタレな主人公の回りに用は姉系美女がワラワラって展開になるんだろう。今回はいきなり魔族のお姉さんが登場。それが最終的には姉とどつき合いに及ぶというお約束展開。まあコテコテのお約束なのは別に悪くないんだが、あまりにパターン通りのドタバタが見事に空回りしている印象なんだよな。
とりあえず話自体は楽しくやっているんだが、あまりに展開がお約束のパターン過ぎて、笑えるものも笑えないというのが本音。ほとんど変態的なほどのブラコンの真夜のキャラクターも描き方もあまりに定型過ぎるし。まあ彼女がここまで病的なブラコンになった経緯はどこかで語られる(のだろうと思うが、全く触れない可能性もあり)かもしれないが、そうなったところでだからどうというものでもないし。
どうせこの後は、朝陽を巡って美女ワラワラのハーレム状態になっていって、その度に真夜が姉ジェラシー爆発させるって展開になるんだろうことは想像つくが、彼女が出張れば出張るほど朝陽の存在感が薄くなるってのが見えてるし・・・。
というわけでどうも先が見えた気がします。そういうことなので本作はこれでオチます。
THE MARGINAL SERVICE 第2話「ステップ踏んだらハチの巣」
何か「格好良くないガッチャマン」路線を突っ走っているような。熱血馬鹿主人公のブライアンは、バディの冷血ゼノとお約束通りガチガチの対立をしている。ただこのゼノ、お約束から言えば何か強烈にクソ重たい過去がありそうな気配。恐らくそのことをブライアンが知る時が二人が本当の意味でバディになる時という展開だろうな。
それにしてもこのコスチューム、ブライアンが「これ着ないといけないの?」って言っていたが、何か意味はあるんでしょうか。特に強化スーツとかという印象でもないし。内容的にはガッチャマン的なんだが、このコスチュームの印象から言えば「ドカッチャマン」ってとこか。ニッカポッカのコスチュームもかなりだけど、やっぱりミドリ安全のヘルメットが強烈だわ。
今回は事の起こりが登場しましたが、要は地球がエイリアンの襲撃を受けたんだが、全く歯が立たない軍隊を尻目に、こいつらを撃退したのが謎の生物たち(どうみても孫悟空一行に見えたんだが)で、その存在が公に表に出たことで「境界人」として監視下に置くことになったということか。エイリアンを妖怪が撃退するとはなかなか斬新である。
で、この時の孫悟空一行は一応は人類を救ったことになるが、そもそも彼らは人類と友好的とは限らないということで、要は犯罪をしでかす奴らもいるんで、それに対抗する戦隊が主人公達だったと。まあ突飛な設定ですな。エイリアンか妖怪がどちらかが登場する作品はよくありますが、両方が1度に出るというパターンは初めて見たかも。西洋の妖怪を日本の妖怪が連合して倒すという「妖怪大戦争」のような作品はあったが、SFの象徴のようなエイリアンと、ファンタジーやホラーの象徴の妖怪が同じ土俵で戦うってのは一種の異種格闘技である。
それはともかくとして、この組織は見事なほどにはみ出しものばかり集めたようです。各々全員が過去に「何かをしでかした」せいで組織から追われた模様。もっとも皆それなりに優秀なんだが、それが逆に徒になって組織に馴染めなかったりやり過ぎたというところか。各人のそういう過去も追々と出てくるんだろう。
その辺りの人間ドラマとかも含めて、どれだけ話が噛み合っていくかだな。動きを主体に見せて昨期の「High Card」のような線を狙う手もあるが・・・。まあ本作が一番美味くまとまるパターンはこれだろうな。
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