絵に描いたような「普通の」異世界ファンタジー
うーん、第2話にして極めて普通の異世界ファンタジーになったな。主人公が二度目の転生ってのも、主人公がいきなりかなり強くて、しかもこの世界の事情に通じているということの理由付けのためだけになっているし。結局はこれって、主人公が初心者レベルから努力して強くなるという過程を省く(最近はこれを省いていきなり無双という作品が実に多い)ということと、この世界の状況について理解していきながら自分の目的を見つけ出すという初期の面倒を完全にすっ飛ばしていきなりクライマックスってか。今時の「最初に人気が低かったらいきなり打ち切り」というジャンプ方式の中では好都合ではあるが。
で、今回はいきなり全く初めての少女が出てきて、彼女が主人公で話が始まったものだから、最初は何の話かピンとこなかったわ。それてなくても異世界ファンタジーは無駄に多すぎて、今期も相変わらず似たような作品が多いから・・・。それに前話とあまりにつながらなすぎ。クラスメイト放ったらかして一人で旅に出ているもんだから、クラス丸ごと召喚の意味は全くなくなっているし、あの幼なじみらしき少女なんてどうなったんだ?って感じだし(まあいずれは話に絡むんだろうと思うが・・・)。
まあそれでも普通の異世界ファンタジーとしては、テンポもキャラの掛け合いなどもまあまあですから、目新しさは皆無ですがひどいなと思うような作品でもない。まあ極めて普通な作品ですね。こういう作品は私も特にコメントするようなことがなくなるんだよな(笑)。褒めるほど上手いと思う点もないし、文句つけるほどひどいと思う点もないから。
というわけで、多分しばしチェックは続けると思います。
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