天国大魔境 第2話「二人の告白」
宿のおばさんは息子がヒルコに食われたことで、息子の魂がヒルコに移ったと信じ込んでいたという展開か。まああり得るタイプの現実逃避だな。過酷な現実を受け入れることが出来なくて、妄想を信じ込んだという展開。ただあのヒルコがおばさんを今までなぜ生かしていたかは謎。あまり知能があるような雰囲気でもなかったし。
で、冒頭に「残酷な描写があります」というような警告が出ていたので、まあ何か起こるだろうというのは予想していたが、このヒルコをかばったおばさんが寄生獣ばりに惨殺されるという見事なほどにお約束展開に。で、そこでマルのヒルコを倒せるという特殊能力の発動か。何かよく分からんが、どうやらヒルコの体内構造を探って心臓をつぶせるようだ。こういう特殊能力はあの「天国(だと思う)」にいる子供たちも持ってるんだろうか? この辺りは今後おいおいと分かってくるんだろうが。
とりあえずマル一行がたどり着いた「トマト天国」は、一昔前のヒッピー村のような雰囲気でした。危険生物がウロウロしている世の中にしては、単なる自給自足の農村でやけに平和な雰囲気なんですが、この連中何か自衛能力持ってるんでしょうか? なんかその辺りが一番謎だったな。とりあえず盗賊の類いに対する自衛はやっているっぽかったが。
結局は「このままやみくもに歩き回っていたところで、いつまで経っても目的地になんかたどり着けない」というごく当たり前の結論に達した二人は、とりあえず一旦東京に戻ることにしたようですが、その船上で「二人の告白」ですか。しかしマルの方はともかくとして、キルコの「頭の中身は男」というのはかなり意味深です。いわゆる単なる性同一性障害なんかとは違う意味の事情がありそう(精神が別の肉体に転移したとか)。まあその辺りもおいおい明らかになるんでしょうが。
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