いよいよ夜帷が本格的に動き始める・・・
コードネーム夜帷ことフィオナが、いよいよ任務にかこつけてロイドの妻の座をゲットするべく本格的に動き始める。で、その任務とは秘密文書の暗号が隠されている絵画を取得するために、闇テニス大会で勝利するというもの。にしても、彼女がドサクサ紛れに夫婦設定にしているのは、確かに「その設定必要か?」なんですが、彼女にとっては一番重要なところ。
当のテニスはロイドは「かじった程度」とのことなんだが、いきなり元プロを完全にぶちのめす腕前。確かに「かじったの概念を覆す」レベルではある。もう滅茶苦茶な大会なんだが、ロイドだけは一応はテニスのルールの範囲内で勝負している。
夜帷を怒らせたドーピング兄弟はボコボコにされてしまいました。もっともテニスのような技が必要な競技の場合、単純に筋力だけを強化しても意味のないような・・・。たとえ筋力が上がっても、それが制御できなくてホームランばかりかっ飛ばしたら仕方ないので。その点、野球なんかの方がもっと単純だな。あれは筋力さえ強化したら、よほど鈍くさくない限りアストロ球団化する。
そして決勝戦・・・の途中で次回に続くか
で、夜帷の必要以上の活躍で決勝進出するロイド達。待合室でガスを使われるものの、それを即座に察知して対策をする二人・・・までは良いんだが、ガスを察知するまでは普通に「任務がどうとか」の会話をしていたのに、ガスを察知した途端にモールスでやりとりするのが不自然なんだよな。それとも実は「口から出る言葉と口の形が違う」という前回に使用した技でやりとりしていたのだが、そこは「視聴者の皆さんに分かりやすいように省いた」とでもいうんだろうか? 通常はあんなどこで盗聴されるか分からない場所で、細心なロイドがスパイの正体を明かすようなことは喋らないはずだが・・・と、ちょっと細かいツッコミです。
そして決勝戦はキャンベルの子供たちが相手。この兄妹、かなり特殊なラケットを使用していますが、実際にはあんなラケット使いこなすのは無理だわな・・・。と言うわけで、こいつらもロイドと同様に超人殿堂入りか。
最初はガスの影響もあって様子を見ていたロイド達だが、1ゲームを落としたところでそろそろ感覚も戻ってきて、いよいよ反撃開始ってところで次話に続くです。正直なところ、この話で2話費やすとは考えてなかった。まあヨルの心の揺れを描く結構鍵となる重要なエピソードではありますが。となると後2話だが、次回はこの続きとして、最終話はやはりロイドが初めてドノバンと会見するエピソードかな。あのエピソードを出してきて、まだまだドノバンの本意を探るのはこれから先とやるのが、とりあえずの一段落としては一番綺麗な気がするから。
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