おっ、さらに分かりやすくなった(笑)
何やら久しぶりに公式HP覗きに行ったら、「今回の登場人物」みたいのが記述されるようになっているな。それによると先代王朝は「蘭」王朝かと思っていたが、「欒」王朝の模様。うーん、普通は使わん漢字だな。これは書いてもらわないと絶対分からん。さらに前回の少年、「ユイハ?」と思っていたが「兪衣薩(ゆいさ)」だったらしい。そりゃこんなもの音聞いただけで分かろうはずもない。一番最初なんて「裕太?」って思ったぐらいだから。
ある種の典型的毒親パターンみたいな話が・・・
で、今回の悩める人物は鵲妃の侍女だった安蕙蘭。鵲妃の声が聞こえるとのことだったが、寿雪が調べてみると思いがけない真相がって話のようでした。結局は彼女は鵲妃だった西婉琳を后として出世させようとしていたが、それがことごとく彼女の意志を踏みにじるものであり、その結果として彼女を自害に追い込んでしまったので、恐らくそのことが良心の奥を咎めていたということのようで。実際に彼女はすべての行為を「西婉琳のため」と言っていたが、その本心は明らかに西婉琳が后として栄達することによって自身も栄達することにあり、その本心を偽っていることは本人も分かっていたから、西婉琳が自殺したことで一気に罪の意識に苛まれたようである。
まあこの手のことは「子供の幸せを第一に考えている」と言っている親なんかにありがち。「これはあなたの幸せのためなのよ」と言いながら、実際には自身の幸福が目的だったり(いわゆるステージママなどに多い)、自身がイメージする幸福の形に無理矢理に子供を当てはめていて、子供にとってはとんでもない毒親だったってパターン。
予想外だったのは彼女が既に幽鬼化していたということ。まあ2回目に現れた時に、同一人物と思えないほどに容貌が変容しいたので何かあったと思ったが、要は自責の念で成仏できなくて幽鬼化したか。哀れではある。自分は本心から西婉琳のことを思っていたと自身をも偽っていたわけである。
最後に向けて大陰謀が動き出す模様
で、本作もそろそろ最後に向けてもう一山作る必要が出てきているわけだが、私は勃発するとしたら王朝転覆の陰謀かと思っていたのだが、どうやら個人的な烏妃暗殺の陰謀だったようである。欒冰月の絡みで登場した封一行の弟子である封宵月が烏妃暗殺の陰謀を計画している模様。もっともその理由はハッキリしていない。
パターンとしては烏妃の存在の根源そのものに関連している話が存在するか。で、この件に関してもあの「グイグイ来る高峻」が首を突っ込んで、結果としては高峻と寿雪の結びつきがさらに強くなるという結論になるんだろうけど。
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