仇敵との決着をつけるのだが・・・浅っ
やっぱり青猫族とは黒猫族の仇敵で、黒猫族が今の境遇になったのは青猫族による陰謀があったとのこと。今まで散々いたぶられた仇敵を前にして身体が硬直するフランだが、彼を殺すべき敵と認識した途端にあっさりと瞬殺・・・浅っ。呆れるほど浅い展開だった。
もう少しこの件で引っ張るとか、もつれるとか思ったのだが、フランが相手を殺すと決めたら勝負にもならないほど呆気ない決着で、クズな青猫はアッサリと首チョッパ。初めての殺人という敷居も呆気なく越えてしまうフラン。何かあまりにも苦悩も葛藤もなさ過ぎ。あっさりと始末されて死体という「物」になってしまった青猫野郎は次元収納入り(要はややこしいから死体を隠したのか?)。
そして青猫を差し向けた馬鹿ボンも、どうやら実家から金を持ち逃げしていた(だから殺し屋を雇える余裕があったのか)ことで捕縛依頼が出ていたようで連行されて終わり・・・浅っ。いちいち話の展開が安直かつ浅いよな。
先の展開も浅い物になりそうなのが見えてるよな・・・
で、次の展開としては子供好きというか、いささか常軌を逸しているA級冒険者のアマンダが登場。彼女がフランを気に入ってしまって「ママと呼びなさい」とストーカー化するというドタバタ・・・なんだが、これも全く持ってどうでもいい話だわな。彼女は位置づけ的にフランの師匠になるのかもしれないが、このストーカー設定はどうでもいいわな。正直なところこの下りが笑えるわけでもなくてひたすらウザいだけになっているし。
何やら次に調査クエストを受けたようだが、それがフランの能力アピールクエストにもなるわけか。だけどどうせどういうクエストか知らないが、無双化しつつあるフラン様にかかれば問題なしってところだろうし、その上にA級冒険者までオマケに付いていってるんなら波乱なしだわな。どうも例によって話が浅い展開するのが想像できる。
ここまで話が浅かったら、私ならあえて予想外の展開を付けるか。例えばいきなり超黒幕クラスのとんでもない奴が出て来て、アマンダはフランを庇って力尽きる形にして、フランがアマンダの意志を継ぐことになる。そしてフランのとりあえずの目的は今よりもずっと強くなって、そいつを倒すことに。そうするとさしあたってのフランの強くなるべき目的がハッキリして、話に目的地が見えることになる。目下の「黒猫族として進化する」だと目標が漠然としすぎて何もないのと同じだから。もっとも12話では収まらないことになるが。
というわけで本作ももうカウント8ぐらいまで入っているな。次回の展開次第では落ちるかも。そうなるといよいよ完走作品の方が少なくなってしまうが。
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