格好のスキルテイカーの標的が・・・
前回にグレーターデーモンからかっぱらったスキルテイカーを試すのに「仲間のスキルを盗むのは抵抗があるから、特殊なスキルを持ったいけ好かないオッサンでもいないかな」とか言ってましたが、まさに格好の相手が目の前に現れるという展開。まあそれにしてもここまで絵に描いたようなクズが現れるとは・・・。
で、このクズ親父、相手の嘘を見抜けるというスキルを持っているが、それって裏返しで自分の嘘を他人に信用させるという機能も持っているようで、どちらかと言えばそっちをフルに使って冤罪かけ放題をしていたという真性のクズのようです。そりゃ、師匠でなくても「このスキル頂いちゃうか」になるわな。ついでにフランは貴族的振る舞いのスキル(いわゆるエレガントスキルって奴ですか?)を盗んでしまったようです。で、このクズはそれらのスキルを失くしたせいで、どうやら王族相手に大失態をしでかして、頼みの実家からも追い出されたようで。
フランを狙う刺客はどうも因縁がありそう
こうなるとみじめなものです。政治家の息子に生まれたということしか売りがない馬鹿ボンが親父から勘当食らって「勝手に一人で生きていけ」と言われたようなもの。本人には何の能力もないから、いきなりホームレスレベルにまで落ちぶれた模様。それでもフランを付け狙って殺し屋差し向けるぐらいの金はあったのか? これは逆恨み・・・と言いたいところだが、実際にフランのせいなんで逆恨みではないわな。限りなく自業自得なだけで。
そしてオッサンが差し向けた殺し屋が青猫族と言っていたが、どうも黒猫族のフランにとっては仇敵の模様。何か二つの種族には太古からの怨念でもあるんだろうか。どうも黒猫族の現在の異様な被差別的扱いに関係しているような気がする。フランがこいつをぶっ倒して、その背後に存在した黒猫族を陥れるための陰謀のようなものも叩き潰して、その辺りでこの作品終了かな。
結局は親バカファンタジーという路線を驀進してます。取り立てて特別な点は何もないが、まあストーリー展開としては悪くはない方かな。一応は毎回それなりの山場は作っているし。流石に今回の後半ミスター味っ子になりかけたから、「おいおいこのままだと流石に私も落ちるぞ」と思ったが、流石に作っている方もそれは分かっていたか(笑)。もうビーストテイマーは落ちたから、今期残っているなろう系はこれと「農民」だけなんだよな。そしてあっちはもうカウント7ぐらいまで入ってる。
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