グレーターデーモンとの決闘
スキルテイカーって効かないんだろうなとは思っていたが、私が考えていた理由ではなくて、師匠から与えられたスキルだったからって。要するにスキルのオーナーがフランになってなかったから、フランからスキルを奪取しようとしても出来なかったってか。結局のところ、相手が師匠がインテリジェンスウエポンだと知らないってことが最大のアドバンテージになったか。まあ最終的にそれが勝因になるという結論だが。
どうにも歯が立たないグレーターデーモンに対し、師匠は撤退をフランに呼びかけるんだが、フランは頑なにそれを拒否。師匠は必死のフランに共感してるんだが、実際はこれは先にもあったが、やっぱりフランって退くことを知らない単なる猪武者じゃん。普通ならこれはその内にさっさと命落とすな。今回大苦戦のグレーターデーモンでB級モンスター扱いだったようだから、この世界にはさらにA級とか、もしかしたらS級とかもいるんじゃないか。そんな奴に遭遇したら、とりあえず尻尾を巻いてさっさと逃げ出すしかない。
相手の弱点は思った通りか
前回「雑魚ダンマスをサクッと倒してダンジョンコアを破壊しちまったらこの場に留まり続けることは出来るんだろうか?」と言ったんだが、やっぱりそれが相手の弱点か。それにしてもここまでそれを思いつかなったのは、どうやら師匠もフランもあまり人の話を聞かないタイプのせいの模様。まあフランの方は社会経験と根本的な知能に若干難があって、人の話が分からないというところもあるような気もするが。
ただしそれでグレーターデーモンを追い払ってしまったんじゃ彼らの経験にならないから、サクッとそこは魔石を砕いて成長の糧にしてしまうって貪欲さ。ここでも師匠がインテリジェンスウエポンだということを相手が知らないってのが決定的なアドバンテージになった。放り投げた剣が勝手に軌道を変えるとかは想定外だった模様。もっともフランが念動力的な能力を持っていたらそれも可能のはずだが、それは想定外か? まあ執拗にダンマスを狙って見せて、あくまで狙いはそっちですという陽動をかけていたのは事実だが。
最後は師匠のフルパワーでむりやりグレーターデーモンをぶち抜いたと。もっともこれを見ていると、師匠ってフランに振り回されているよりもフリーで戦った方が強いじゃんって話になるな。まあそれだとフランのレベルが上がらないんだろうけど。父親としては娘をサポートして成長させてやらないといけないって立場なんで。
というわけで主人公が無双街道まっしぐらの作品だが、正直なところ話に変化が少なくて大分退屈になって来たな。今期も相変わらずなろう系が多いが、「ビーストテイマー」はもう脱落カウントダウンで、「農民関係のスキル」もしんどくなってきた。今期はついになろう系が全滅する展開もあり得るが、そうなると物理的にスパイファミリーしか残らなくなりそう・・・あっ、少女漫画(元ネタは小説だが)が一つだけあったか。
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