危ないユーリがアーニャの家庭教師に
いよいよ中間試験直前。しかし相変わらずアーニャのテスト結果は「ノットエレガント」の状態のようです。アーニャはダミアンの心を読んだらカンニングできると思っていたのが、テストの日はアーニャの超能力が消える新月の日ということで、実力で試験を突破せざるを得なくなって・・・というドタバタ。
ロイドにしたらアーニャがどこで躓いているのかが分からないので、ここは目先を変えてヨルさんがユーリを家庭教師として招集。ユーリはヨルさんにずっと勉強を教えていたようだから、教えること(それも出来の悪い生徒に)は慣れているだろうとのことのようです。
そう言えば以前にユーリが来た時にはアーニャは寝てしまっていたから、ユーリと対面するのはこれが初めてか。いきなりユーリの心の中が姉さんで一杯なのにゲップが出てしまった疲れるアーニャ。確かにあの異常な精神読んだら負荷も大きかろう。しかしここは真面目に勉強するしかないアーニャは、ユーリの思考を読んで見事なまでにユーリを乗せてしまうという。恐ろしい子・・・。
何だかんだ言いながら、ユーリは結構真剣に指導したようです。変態なりに勉学に励む意義も指導していたようだし。もっともヘトヘトになるまで指導したにもかかわらず、アーニャにはイマイチ響いていなかったようですが。それにしてもヨルの菓子のこぼれたものを食べていたボンドが、さり気に失神してたのが笑える。今回のエピソードって、意外にユーリのキャラをさらに深めてるんですよね。変態度だけが炸裂してしましたが。
前半を受けての後半はロイドのライバル?が登場
もうアーニャがステラを取ることは完全に諦めているロイドですが、トニトの4連発を食らうのだけは絶対に避けるべく、答案用紙の改竄をしようと学園の倉庫に潜入。しかしその前に現れたのは西の黄昏のライバル(を目指す)、自称「東雲」。しかしなんで「黄昏」に対して「東雲」なのかが意味不明。「曙」あたりならまだ分かるが(笑)。
しかもどこからどう見ても挙動不審なド素人。ロイドがそれを監視しながら、あまりのあまりさについにはツッコミ衝動を抑えきれずにツッコミ入れてしまうとは・・・東雲、恐ろしい子・・・。
にしても目立ちたがりのスパイって・・・。明らかに根本的に職業の選択を間違えてますね。どちらか言えば芸人気質の男です。何かアーニャなんかと同じで、スパイものの映画とかドラマに憧れて「俺もああいう格好いいスパイになるぞ」と思い立ったんではという、キャラの背景まで透けて見えるような気がしますね。この作品ってこういう非常に変なキャラが次々出ますが、いずれもあり得ないようなキャラにもかかわらず、キャラが立っていて説得力あるんですよね。この辺りの描き方は本当に上手い。
あまりマヌケっぷりが炸裂していた東雲のエピソードですが、実はこのエピソードがさらに次回につながるんですよね。この辺りのお馬鹿の連鎖がまたよろしいです。
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