笑えるほどお約束通りだった・・・
本当に前回予測できたとおりのストーリー展開を見事にまんま踏んできた。こういう全くのパターン通りの展開は、むしろある種の安心感さえあるわな。作品としては面白くないけど(笑)。
無視をしようとしていたけど、魔王の復活云々と言われてぐらつくレインに対して、既に怒り心頭に発していたタニアが勇者一行に土下座を求めて話が決裂すると。それにも関わらずカナデとタニアを侮辱する勇者につにレインがぶち切れてパンチをぶちかます・・・もう自動的に書けそうなストーリー展開だな。
で、あのマッチョ系戦士はカナデに真っ正面から圧倒的な力の違いを見せつけられて完全粉砕(とりあえずあれで生きてるようですから、頑丈なのは頑丈なんでしょう)、タニアが相手した魔法二人組は先に盗賊相手でも逃げ出しているような連中なので勝負になりそうなはずもない。しかもタニアが真っ正面から2人の呪文を無効化してしまうという圧倒的な力を見せつけて完全勝利。タニアって単に魔力が高いだけでなくて、魔法知識についてもかなり高次のものを持っているようです。その上にドラゴンブレスは魔法でなくて身体的な固有スキルでしょうし、肉弾戦でもタニアにひけをとらない程度の能力は持っていたはず。
もうこの後、この作品が描くべきことなんて残ってるのか?
そしてレインも勇者を一蹴。ただしカナデとタニアにもらった能力のおかげで勝ったという展開では少々他力本願的なので、あくまで「ビーストテイマーとしての能力で勇者に勝った」という形に持って行ってました。まあこの辺りは必要なところでしょう。で、あのクソ勇者を完全に撃破してスッキリというのは、視聴者に向けたアピールです(笑)。
うーん、これで本作の最大の目的は終わっちまったよ。後は与太話か? どう見てもこの話の核心って、一方的に理不尽な理由で追放したクソ勇者パーティーに「ざまあ」して溜飲を下げるのだけが目的の作品ですから。後なんてどうせ主人公のハーレムパーティウハウハ展開ぐらいしか残らないでしょう。というわけでもうこの作品もカウント9ぐらいまで入ってるな。
業務連絡
先週の時点で「新米錬金術師の店舗経営」は既に落ちる可能性7割以上と言ってましたが、今週の内容も例によってのあまりの何もない展開に完全に見切りをつけて予定通りに落ちました。このまま行けば本作も次回で落ちる可能性は9割以上です。
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