白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う 第4話「竜族の力」

お約束過ぎるパターンが見えてきて興味を削がれる

 うーん、思っていた以上に面白くないな。今回の内容って、レインの過去が簡単に明かされただけと、新加入の竜族のタニアは見た目通りのツンデレキャラでしたってだけの話。

     
コミックが出ている模様

 そのレインの壮絶な過去ってのも、里を離れていた間に里がモンスターで全滅させられていたというだけの話。確かに個人の話としてなら壮絶ではあるが、この手の作品としてはあまりにありふれていて何の印象も残らない。また里の全滅が、潜在的に高い能力を持っている者が多いことを魔王なと人間なとに警戒されて襲撃されたって話なら今後の含みもあるが、単にモンスターの襲撃を受けただけなら何も続かない。まあもっとも、今後そういう裏事情がありましたって話が出てくる可能性はあるが。

 それにしても天然系で一途なカナデに、プライドが高いツンデレタニアって、まあお約束過ぎるヒロイン配置だわな。HP覗いてみたら、ヒロインはこれからもさらに増える予定のようで、しかも今後出てくるヒロインは多分妹系。何かもうお約束過ぎてあくびが出る。
 で、レインを追放してしまった勇者が、どうせ思い切り上から目線で「お前をまたパーティーに入れやるから協力しろ」と言ってくるんだろう。で、レイン自体はぐらつくんだけど、カナデとタニアが激怒して、「邪魔をするな」とばかりに二人に手を出しかけたクソ勇者をレインが止めようとしたら、無双化していたレインによってクソ勇者がのされてしまうってあたりの展開か? 正直なところ、この曜日は他の作品がないから単独項を立てたが、もう落ちるかどうかの線上だなこの作品。早ければ次回の展開いかんで落ちる。

 

 

業務連絡

 木曜日は「陰の実力者」が脱落、金曜日は「虫かぶり姫」が脱落したので、これで一週間一回りして今期の全作品が出たことになりますが、今期は超が付くほどの不作です。結果として残った作品は「転生したら剣でした」「後宮の烏」「農民関連のスキルばっかり」「SPY×FAMLIY」「新米錬金術師の店舗経営」に本作なんですが、このラインナップを見たら、今から「SPY×FAMLIY」のぶっちぎりになることは確実です。しかも「新米錬金術師」と本作は既に落ちる線上で、次回で落ちる可能性は7割以上、「転生したら剣」も「農民関連」も現時点でいずれ落ちる可能性が3割ほどあり、最終的に「SPY×FAMLIY」しか残らない可能性も・・・。コロナで制作が低調ということもあるかもしれませんが、それよりもなろう系ばかりで同じような作品ばかり作っているアニメ界の末期症状がもろに現れてきています。この業界の健全化を祈るばかり。まあアニメ界に限らず、ネタの枯渇、才能の枯渇はエンタメ界全体に蔓延してるので、かなり厳しいですが。

 

 

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