白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

後宮の烏 第5話「懐刀」

高峻の腹心の物語

 今回は高峻を取り巻くゾロゾロとしたイケメンの宦官集団の中の一人で、まさに副題通りの「懐刀」となっている腹心衛青の物語でした。

   
原作はコミックだと思っていたら小説なんですね

 高峻の元に夜な夜な彼の母と彼が慕っていた丁藍の幽鬼が出るということで、高峻は憔悴していく一方。口止めされているせいで誰にも言えないのだが、やはり主君のことを思ったら烏妃に何とかしてもらいたいと思っているものの、その一方で高峻が烏妃と関わりを深めることに危険性を感じているからなるべく距離を取りたいという衛青の葛藤がもろに出ている話でした。

 そして衛青の過去が出て来ました。心身共にボロボロになっていたところを高峻に匿われて、そのことで高峻に非常に深い恩義を感じているということのようです。それだけに忠誠心は非常に高く、そのことが今回の葛藤につながっていると。

 

 

何か複雑な話がありそう

 それにしても高峻の元に母と丁藍の祐樹が出るってのもおかしな話で、高峻自身は二人を守れなかったという自責の念があるようですが、あの二人にしたら高峻に対して恨みがあろうはずもないので、高峻のところに「恨めしや」と現れるのはおかしいんですよね。ましてや祟るべき理由はない。となったら、やっぱり誰かが仕掛けているってことになるんだろうか。遠回しに王の暗殺を試みている不逞の輩がいると。

 まあその辺りも含めて、我らが烏妃様がズバッと解決してくれるんでしょうか? 恐らくその辺りには彼女自身の境遇も含めていろいろと複雑な事情が絡んでいる模様です。いきなりこの話の核心近くの物語になるんだろうか。

 

 

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