白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

Engage Kiss 第12話「彼を信じて」

何か話がヘッポコ大団円に向けて収斂しつつあるような

 こっちも後1話あるんですか。今回で終了なら、キサラがカンナに自爆気味の突撃をして何とか鎮めるってオチかなという気がしてたんだが、ここまで引っ張って強引な展開をしたってことは、無理くりに大団円に持っていく気かなと思ったら、次回予告が「未解決で大団円」って・・・。何となくオチが見える気がするが、最終的にはシュウを取り巻く愛人軍団対超強烈なブラコン妹というヘッポコオチか?

   
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 カンナは3才の感覚のままで、唯一頼りにしていた兄貴の見事な堕落っぷり及び凄まじい女性遍歴を見せつけられたということだから、そりゃグレもするよなとしか言いようがないな。何か世界の命運をかけた話のはずが、急激にヘッポコな兄妹げんかになってしまった。結局は「お兄ちゃんなんて、お兄ちゃんなんて・・・このお兄ちゃんの女ったらし!!」て癇癪を起こした幼児の大暴れが今回の騒動というヘッポコオチ。

 しかしそうなってきたら、わざわざ長年の仕込みまでしてカンナを解き放ったアスモデウスって何をやりたかったのやら。もし人間界を滅ぼすとか、魔界が人間界に全面侵攻する先遣としてカンナを送り込んだとかだったら、一番ずっこけてるのがアスモデウスの気がするな。今頃魔界かどこかで「私は今まで長年かけて一体何のために・・・」って、このヘッポコ展開に頭を抱えているような気がする。

 もっとも人間界に潜伏して様々な騒動を起こしつつ、自分は人間との間にしっかりと子を作っているというヘッポコ悪魔ですから、実はそこまで深いことを考えていなかったというオチも・・・。もっともアスモデウスがそれだったら、一番ずっこけるのは、アスモデウスをずっと追いかけてきていた武装宗教組織・星天教会ですが。

 

 

それにしても異様にモテモテのシュウはオタの妄想の反映か?

 それにしてもシュウってタラシの割にはモテモテだな。結局は記憶を失ったはずのキサラも、シュウに迫られて(笑)最後はシュウのために協力する気満々のようだし、シュウに捨てられた形のアヤノは今でもシュウに散々利用されているし(笑)。それにしても「1つ年上の嫁は金の草鞋を履いてでも探せ」って言葉があったと思うが、やはり年下彼氏に対してデレデレなのかな。まあシュウは母性本能刺激するタイプではあると思うが、アヤノが世話女房型のせいで見事にヒモにまで転落する。

 で、3番目の女ことシャロンまで協力するとは。彼女こそもろにシュウに利用されて最後はものの見事に出し抜かれたという一番の被害者なんだが・・・。もっともああいうプライド高そうなタイプには、自分の上手を行った男ってのは別の意味で引っかかるのかもしれない。もしくはビッチシスターを見事にたらし込めるほどにシュウが床上手だったのか・・・って、うーんこれは我ながら卑猥すぎる考え。

 それにしても本作はなろう系とは無縁のオリジナルのはずだが、なろう系読者の妄想なみのウハウハ世界を展開し始めたな。結局はオタ向け作品って言ったらこういう方向性しかないのか? ウハウハ度では「ペイロンシティの種馬」緒方シュウは、「オラリオの種兎」ベル・クラネルと双璧だからな。

 

 

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