白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

黒の召喚士 第10話「新たなる家族」

ウハウハハーレムパーティ誕生

 ケルヴィンのパーティはようやく召喚できた女神のメルに、新たに召喚したリオンを加えてさらに充実。なんかウハウハハーレム状態が強烈になって来た。本妻登場に血のつながっていない妹という黄金パターンまで。前世ではこんなことなかったろうなというようなことを本人が言っているが、実際にこんなことをしていたら単に女にだらしのないタラシである。現状は本妻がいて、愛人がいて、血のつながらない娘がいて、さらに血のつながらない妹までいるという状況。さらに最近は存在がなくなってしまっているが、ギルドのアンジェにしてもケルヴィンの愛人候補である。まあオタの妄想の反映とは言え、ここまでのウハウハ状態って、後は思いつくのはダンジョンに出会いを求めた「オラリオの種兎」ことベル君ぐらいか。

   
原作は小説ですがコミックも出ている模様

 このウハウハパーティにさらにメイドの母娘。この二人、最初から父親が出てきていないが、二人で住み込みメイドってことは父親はいないんですかね。となると未亡人ですか? 確かに「いけませんケルヴィン様、私には夫が・・・」って雰囲気はなかったしな(笑)。うら若き未亡人に幼女って、一応ケルヴィンは対象外に見ているようですが、視聴者層にはそういう趣味の者もいるのではという全方位フォローです。まあそういう辺りは視聴者層の妄想にドストレートで忠実な作品です。

 

 

それにしてもほとんどドーピングに近いレベルアップだ

 で、この御一行がモンスターが出現する森で経験値稼ぎ。一応パーティに入れといたら、入口で茶を飲んでいるだけでレベルが上がるというお手軽仕様。リオンはこれからパーティに入って皆と共に戦えるだけのレベルが必要だし、メイド母娘は冒険には参加しないが、屋敷の留守を守るために最低限の自衛能力は確保とのこと。それにしてもレベルという概念はよく分からんな。レベルが上がったら体力や魔力が上がるというのは分からないでもないが、基本的にやはり件を使おうと思えば剣術自身は習う必要があるし、魔法も同様だろう。とりあえずレベルが高かったら技がなくても、力尽くで賊をぶっ倒せるんだろうか? それとレベルって冒険者の便宜上の強さとは別に、この世界の人間には全員固有で備わっているってことか。何にせよ、完全にドーピング状態でお手軽だな。リオンについてはレベルの底上げだけでなく、パートナーとして狼まで付けたようだが。

 ただセラとジェラールは互いに競った結果、どうやら森の中のモンスターを全滅させてしまったらしい。というわけで、そこにB級の昇級のテストとしてやって来ていたウルド一行は、散々にケルヴィンのハーレムパーティを見せつけられた挙げ句に、試験のための獲物は全くいなかったという悲惨な目に。いや、さすがにあれだけのウハウハぶりを見せられたら、普通はひがみたくもなるわな。ウルドだけはしっかり妻子のいる愛妻家だから関係なかったようですが、他の連中は心に深いダメージを負った模様。

 ここに来て急に軍国トライゼンが動き始めました。どうやらケルヴィンの敵はさしあたっては魔王ではなくてこっちになる模様だが、せいぜい後2~3話と考えると、そっちの方は決着がつくはずもなく、ケルヴィンがトライゼンを敵と認識して「俺たちの戦いはこれからだ」というところで終わりか。何か魔王そっちのけで、人間同士の争いの方がややこしくなりそう。

 

 

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