白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4 第6話「白兎の脚」

観念して第一期及び第二期を週末にまとめ見しました

 一大冒険を終えて、インターミッション的なお話です。モテモテの上に主体性がやや弱いせいで回りに振り回されっぱなしのベル君に対してヤキモキしているリリが笑える話です。そして最後には「あのリューがまさか・・・」っていう次回以降につながる衝撃の展開なんですが、正直なところ第3部からしか見ていない私には、リューがどういうキャラでどれだけベルと関わってきたキャラのなのかが不明・・・ってことで観念して、この週末に録画アーカイブをひっくり返して、この作品の第1部及び第2部を一気にまとめて視聴しました。

   
原作は小説です

 すると「ああ、なるほどね」ということで良く分かりました。リューって単なるメイドさんでなくて、過去に曰くのある冒険者で、しかも今まで何度となく助っ人としてベルを助けていたんですか。まあ準レギュラーですね。それにしてもベルがあからさまにヘスティアとリリにベタベタされていてモテモテなのはやや違和感があったんですが、とにかく最初からモテまくりキャラだったんですね。まあ確かに現実世界でも、こういうショタ風味があって、それで真っ直ぐでしかも成長著しい男ってのは確実に女にモテますが。それとアイズってベルにとっての憧れですが、もう少し距離があるのかと思ったら意外と距離が近かった。アイズは特有の感情の薄さのせいで、自分がベルを気にしている理由が良く分かっていないようだが、横から見ていると「それって、実は結構惹かれてるんじゃ」って言いたくなるような感じがありましたね。いろいろな面で、ベルの急成長に一番大きな影響を与えているのが彼女と(ベルのスキルだけでなく、直接的にも何度かかなりハードモードの剣術指南をしている)。

 

 

それにしてもベル君って異様なモテ男ですね

 と、大体ここまで経緯が理解できたところで今回ですが、前半は与太話です。その中でベル君の「リトルルーキー」に変わる二つ名が神々の会議で決まったそうですが「ラビットフット」ですか。変な二つ名をつけられたら堪らないと、ヘスティアが奮戦していたようですが、まあ無難にまとまったようです。確かに私につけさしたら「タラシの白兎」になっていたところですから(笑)。そう言えば兎の雄って頭の中の大部分は繁殖のことしかないって言われてますね。ベル君って本人無自覚に人から神からモンスターまでにジャンル問わずにタラシですが、兎にたとえられるのって実はそういう意味が? ヘスティアだけでなく、ギルドのエイナさんもベルが歓楽街に出入りするのを警戒してましたが、確かにベルがそっちに覚醒しちまったら、二つ名が「オラリオの種馬」になりかねん。ヘスティアにリリ、春姫、シル辺りは最初からベルに対して好意むき出しだが、ベルが憧れているアイズだって、ベルがもう少しそっち系のスキル持っていたら落とせそうだし、エイナとかリューだってベルがしかけたら落ちそうだもんな。竜女や人魚にまでモテてて、あからさまに本命がいる女性キャラ以外はほとんどベルに靡きそうという、オタクの妄想を体現したウハウハワールドだからな。実はベルの隠しスキルは諸星あたるの「世界中の女は俺のもんじゃ」じゃないかという気がしている(笑)。実際にその度にヘスティアが現れて「ダーリンはうちのもんだっちゃ!!」って嫉妬炸裂させているし。

 そういうわけで、相変わらずバリバリの王道ファンタジーだなと感じつつも、いささかこの作品を見る目が変わりましたね(笑)。伊達にやけにアニメ声丸出しの連中がゾロゾロと登場していないと言うことか。OPやEDまでそういう調子の曲が多かったから、いささか目眩がしたのも事実(笑)。まあ今時のファンタジーは多かれ少なかれそういう要素があるというか、そういう要素なしにはオタに受け入れられないのも事実なので。その中ではまだ比較的バランスが良い方かな。

 これからの展開は「リューに何があったのか」がメインになるというわけか。壮絶な過去があったことは今まで断片的に匂わされていたが、それが完全に明らかになるんだろう。そしてそれにベル君が介入して、最終的にはリューが過去の呪縛から解放される切っ掛けになるって展開だろうか。しかしそうなったら、今まであからさまにベルと一定の距離を置こうとしていたリューが、もろにベルにコケそうだが。何をやってもモテモテ方向に進む、非モテ男(この作品の視聴者には多いと思われる)には羨望のキャラだが。もっともあまりにモテ方が常軌を逸していて、私などは逆に感情移入しにくいところもあるが。

 

 

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