白鷺館アニメ棟

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4 第7話「予知夢」

次の冒険への準備とカサンドラの予知夢

 前回ラストの「リューが殺人をした」という衝撃の展開から、リュー捜索隊が編成されて、ベル達がリューを助けて真相を究明するためにそれに参加するってところまでの完全に準備の物語なので、あまり進展はありませんね。

   
原作は小説です

 ここでまたグダグダと出てくるのがカサンドラの予知夢。ちなみにギリシア神話のカサンドラとはアポロンの恋人になることで予言能力を授けられた女性です。しかしアポロンに予言能力を授けられた途端に、アポロンが彼女に厭きて捨てるという未来が見えてしまったために、アポロンから愛を拒んで怒ったアポロンから「彼女の予言は誰も信じない」という呪いをかけられてしまうという難儀な境遇です。彼女も「木馬が」というようなことを言ってましたが、実際にトロイの木馬のことも予言していたのだが、誰も信じてくれなかったためにトロイは滅亡するという運命に。

 

 

予言を克服するのが英雄の条件

 とまあそういうかなりメジャーなエピソードがあるので、本作でも彼女は予知夢を見るのだが、それを誰も信じてくれないって展開は設定通りのようです。ちなみに彼女の同僚がダフネですが、ダフネはアポロンに迫られてそれから逃げるために月桂樹になったという女性ですね。カサンドラもダフネも共に最初はアポロンファミリアにいましたが、要はそういう神話をまあ適当に引っ張ってきているモチーフってことで。

 で、カサンドラの予言は誰も信じてくれないってことになっているのですが、ベルがその真っ直ぐさから彼女の予言をそのまま信じて、しかもそれを前回は真っ正面から克服してくれてます。今回もそういう展開になるんでしょう。そして予言に呪縛されていたカサンドラもベルのおかげで救われていくということになるんだろう。英雄とは運命に挑戦してそれをうち破る者でもあるから、この作品がベルの英雄譚なんならそういう展開は必須だな。

 

 

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