白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

異世界おじさん 第6話「こうして俺は見世物小屋の地下にぶち込まれたんだが・・・」

見世物小屋に売られたおじさんの顛末

 前回に続きまして、おじさんの壮絶すぎる異世界での物語の続きです。

   
原作発売中のようです

 冒険者共にオークと間違われて討伐され、コミュニケーション能力を望んだところ神のチート技で翻訳機能を獲得、これで冒険者連中の誤解を解ける・・・と思っていたら、人語を解するオークとして見世物小屋に売り払われてしまったおじさん。しかしそのことよりも銅貨3枚という二束三文で売り払われたことの方が衝撃が大きかったようです。ちなみにこちらの世界の人間には銅貨3枚と言われてもそれがどの程度の価格か分からないので、価値基準として唐突にたわしが登場しますが、たわしで銅貨120枚とのことです・・・ってことは、おじさん3円ぐらい?

 しかもそのまま地下牢に放り込まれて一週間完全に忘れ去られるという臨死体験。ここでおじさんは精霊と話が出来ることに気がついて、初めて魔法獲得となった模様。実際はこの能力って異界におけるチート能力だったんですが、おじさんはそのことはあまり理解できていなかったようです。何しろ神様の雑なリージョンコードのせいで、説明が中国だったようだから(まあアジア人に対しては中国語使えば一番合致の確率が高いのは事実だが)。こっちに戻ってきた時も「なぜか魔法を使えるようになっていた」という言い方をしてましたよね。

 で、逃げ出せたのは良いけど、逃げるついでに解放した他の牢に入っていた動物たちに襲われるという鉄板のお笑い。おじさんも死にかけるぐらい腹が減っていたようですが、他の動物連中もまともに餌もらってなかったんだろう。結局おじさんは獲得した魔法で早速壮絶な死闘をさせられる羽目になってしまったと。ただその合間に同様に襲われた見世物小屋の親父を助けてるんだが、おじさんは無自覚でこういうフォローはしていたりする。そして一晩中の死闘の結果、モンスターたちはすべておじさんの胃袋へ・・・は良いけど、いくら何でもあんなに食えないだろ。

 

 

おじさんを取り巻く女性陣なんですが・・・

 その後はエルフとの出会いのエピソードがありましたね。ドラゴンに襲われて危機に瀕していたエルフに遭遇して、あっさりと人たちでドラゴンを屠ってしまいました(おじさんによると、すでにエルフの一点攻撃でドラゴンに傷があったので、そこを狙ったら一撃で倒せたとのことだが)。で、このツンデレエルフにあからさまに惚れられたんだが、エルフらしいプライドの高さか好意の表現が素直でないせいでおじさんは全く理解していなかった模様。このおじさん、時々言動が無自覚で男前になるんだが、このエルフは完全にそれに当てられた模様。おじさんが子安武人なのは、明らかにこの男前モードから逆算しての起用だろうな。

 そして先週の氷漬けの後にまた話が飛ぶと。メイベルさんの登場で嫉妬炸裂して焦りまくるツンデレエルフが笑えますが、このメイベルさんも完全に迷走というか、ニート歴が長すぎるせいで何も出来ないししようとしないというトンデモさんです。自称冒険者ですが、実質的に自宅警備員から成長していない。おじさんと同行すると言い出したものの、結局はニート特有の超夜型生活のためにパーティ解散ですか・・・。「ニートが働こうと思ったものの、そもそも昼に起きていることが出来なかった」というニートあるあるですな。

 

 

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