白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

SPY×FAMILY 第6話「ナカヨシ作戦」

ヨルが母としての愛情指導したのは・・・

 何とかイーデン校に入学を果たしたアーニャだが、ロイドが任務を達成するためにはアーニャが特待生になる必要がある。そのためには8つの首席を取って・・・とのことだが、アーニャをみているとどう考えても絶望的。そこでロイドが別の策を考えるが・・・というお話。

     
原作コミックが出ている模様

 ヨルが「仮の家族だけど・・・」と言いながらもアーニャに対して母親の意識を持ちつつあるところが今回のポイントの一つ。料理はおろか野菜のことさえ全く知らなかった模様なのだが、それでもアーニャのために母親らしく何か料理を作ろうと思っていた模様。もっともその野菜は、アーニャの誘拐を企んだチンピラ共を震え上がらせるためのアイテムと化してしまったが。まあ素手で南瓜を叩ききったら流石にビビるわな。その結果、アーニャに対する母親としての指導は、料理ではなくて護身術になってしまうと。

 

 

母の教えをいきなり実践してしまうアーニャに振り回されるロイド

 そしてアーニャはいきなり母の教えを実践してしまうと。しかも標的ドノバンの次男のダミアンに対して。それにしても1日の指導で男の子をぶっ飛ばすだけのパンチを身につけるんだから、ヨルの指導が良かったのか、アーニャに素質があったのか。アーニャは心を読める能力も持っているわけだし、もしかして将来的にはロイドを凌ぐようなスパイの素質が?

 結局はダミアンの恨みを買ってしまったが、何やら大富豪の娘には心底感動された模様で、どうやら彼女がアーニャのお友達になりそう。一方、ヘンリーは例によっての「エレガント!!」で感動して、内々で便宜図ったみたいだが。何かああ見えて、結構良い人になってしまった。ロイドが「最近は結構成り行き任せです」と言っていたが、確かにもうアーニャの才覚に頼らざるを得なくなっている。

 何やら順調に、偽装家族のはずが本当の家族としての連携が妙な形で成立しつつあるのが描かれている。何だかんだ言いつつロイドも染まりつつあり、明らかに時々自分自身に「これはあくまで作戦のための仮の家族なんだ」と何度も言い聞かせているところがある。こういう心の機微みたいなところがなかなか良い。

 

 

次話はこちら

anime.ksagi.work

前話はこちら

anime.ksagi.work