白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

処刑少女の生きる道(バージンロード) 第7話「港町リベール」

アカリを殺す方法話探りつつ、躊躇いも出て来たメノウ

 オーウェルを打倒したメノウは、アカリを殺す方法を探るためにとりあえず旅に出ると。しかしメノウにしても当てがあるわけでもなさそう。そもそも時間を巻き戻すってアカリの能力は一種の掟破りの無双技であり、この世界の理自体を覆すような方法でないと無効化できそうにない。普通に考えるとこの世界に住んでいる人間には無理なんじゃないかって思えるけど。あるとしたら、普通にアカリが年老いて老衰で死ぬとかしかない気もするが、そうなったとしても最後の最後で人生巻き戻しされたらエンドレスだし。

     
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 で、モモが警戒していた通り、対人距離感がおかしくてメノウの圏内にズカズカと押し入ってくるアカリにメノウは完全に調子を狂わされており、あからさまにアカリを殺すことに対する躊躇いが出てきている。まあこの辺りはお約束の展開なんだろう。結局はこれを乗り越えてどうやってメノウがアカリを殺すか。もしくは殺さなくてもよい無効化の方法にたどり着くかって話になるんだろうが、どう考えても原作がまだそこまでたどり着いていない時点で、どうコケてもこの作品は中途半端になる運命ってのが・・・。

 

 

ただ作品自体から諸々の問題も見えてきてるんだが・・・

 ところで今回はアカリに前回のまとめとして自身のことについて語らせる形を取ってましたが、こうすることで明らかに表に出ているアカリを上から見守っているアカリの存在との二重構造をハッキリさせたわけですが、これって一つ間違うと作品全体をどっらけにしてしまう危険性ありです。アカリの存在が一種の全知全能の神みたいになって来ているので、これってある意味でストーリー展開の幅を極端に狭めることになる。

 そもそも死に戻りストーリーって、何でも出来てしまうのが制約になって、ストーリーが破綻につながりやすいんですよね。リゼロなんかもそれがあるためか、段々と主人公のナツキ・スバルが死に戻りが起こらないようにする方向に向かいだしたのが示されていたが、そういう制約をかけざるを得なくなるんですよね。元々は死に戻り設定って、分岐シナリオゲームにおいて、あらゆるバッドエンドを経験しつつハッピーエンドを目指すって過程をそのまま小説にしたものだから、最初から小説的ストーリーとして破綻含みなんで。ある意味で禁断の設定なんだよな。

 それとここに来て個人的には急激に見ているのがしんどくなってきましたね。正直なところアカリの対人距離感というのが異常すぎて、滅茶苦茶ウザいんですよね。依存性の精神疾患患者見ているようで。前々回辺りから「何かこのヒロイン、ウザすぎて不快だな」と感じていたんだが、そのストレスが急激に巨大化してきている。別に人格設定が破綻しているというわけでなくて、そういう人格のキャラってことなんですが。確かに女の子の友達関係って、異様にベタベタな連中がいるのは見てきているが、これはかなり極端に過ぎるのでは。まあナレーションで「メノウを殺したくないという思いで繰り返しをしているのが現れている」という類いのフォローを入れていたが、それが余計に言い訳がましくて。「このヒロイン、めんどくさい」って、何か別の作品になっちまったぞ。

 

 

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