白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

魔法使い黎明期 第5話「ふさわしいかは自分で決める」

いきなりドッチラケでした

 なんじゃ? まあ何かの仕掛けはあるだろうとは思っていたが、最後の最後であの怪しい神父様が「どっきりテレビ」の看板を担いで現れたのには驚いた・・・ってまるっきりそんな雰囲気。すべては試験でしたというドッチラケ。外では問答無用で魔女を殺戮しようという物騒な奴もいるのに、学園の内側は何か異様にヌルい世界だな。

     
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 まああの魔女が強敵っていうところまでならともかく、ホルトがここで殺されるって展開はどう考えてもあり得ないからね。あの獣の傭兵のオッサンも明らかに本気出してなくて、クドーをやたらに挑発してるだけだったし。要は悪の誘惑に対して抵抗して、あくまで己の正義を貫く意志があるかを見ていたというわけだな。それにしてもベタすぎるテストだ。で、セービルが本気になりすぎて自爆魔法を使いそうになったから、慌ててロリ婆が止めたわけか。彼女は事情が分かっていたわけではないが、試験をしてるということは察してさり気に協力していたわけか。

 

 

まさか最後はスターウォーズオチ?

 彼らが選ばれたのは「優秀すぎるから」。つまりはそれぞれがとんでもない潜在能力を持っているから、それが悪しき方向に向かうようなら、今のうちに除外しておく必要があったと。だから退学の時は記憶を抹消ってわけか。クドーは不死の魔法使いになるといっていたが、確かに今でも異様なしぶとさを持っているし、治癒の魔法が得意みたいだからな。セービルに魔力を補ってもらったら、自分で体は治療したわけだし。

 そして初めて登場したセービルの凄惨な過去。あの魔女が記憶を封印したと言っていたが、半ばは自ら自身の記憶を封印したというところもありそう。まあ自分の能力が原因で母親が殺されて、しかも自分を利用しようとした魔女は目の前で自爆って子供には凄まじすぎるわな。それで記憶は封印したものの、罪の意識のようなものだけは強烈に残っているからあのような根暗な性格になっていたと。さらには命を懸けても仲間を助けたいという意志は、目の前で母親を亡くしたことが根底に残っているからだろう。セービルの性格設定の根本が分かったな。

 で、セービルはあの魔法使いの甥ってことか。そしてセービルの親父は悪の根源のような存在。要するにセービルはルーク・スカイウォーカーか。まさかこの作品も、最後は全世界の運命を賭けた親子げんかというオチになるんじゃないだろうな? あの作品は結局ははた迷惑なスカイウォーカー一族の親子げんかに全宇宙が巻き込まれるというドッチラケオチだったからな。その後に公開された「シン・エヴァンゲリオン」もほぼ同じオチで、「これが今の流行か?」って感じたが。

 

 

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