白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

魔法使い黎明期 第3話「湯けむりの向こうがわ」第4話「僕は死ぬのは怖くない」

お約束の息抜きを挟んだが、それにしても先を急ぐな

 第3話はお約束のちょいお色気パターン。この手の作品には付き物ですな。特にハード気味展開した後の息抜きというニュアンスが強い。しかしこれってオチは、主人公のイチモツが化け物レベルだったってことか? 

     
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 ただ大抵はこれで1話引っ張るものだが、この作品はやけにストーリーの先を急ぐようである。後半は全く別の話に突入。いよいよ目的の村に到着寸前なんだが、そこには新たな敵(?)の影が。そして敵か味方か不明な怪しい連中が数人。展開を急ぐな。やっぱり12話である程度話の格好を付けようとするとそのぐらいのテンポになるか。

 

 

ホルトとセービルの関係の進展を描いた第4話

 で、第4話はコミュ障セービルがホルトとドタバタしながら友情(というか、明らかにそれ以上なんだが)を確認するという展開。まあ二人の関係を進めるために不可欠の展開だが、いささかグダグダやってるな。人付き合いにそつがないように見せていたホルトの方も、やはり大きな秘密を抱えていたことから本音で人に心を許していないから人付き合いには問題あり。それだけにその問題をあっさりと「それが何か?」というレベルの鈍感さで乗り越えてしまったセービルに依存気味になっているから、その辺りの危うさってことでしょう。

 なんて段階を踏んでいるわけだから、ホルトが殺されたということを匂わせてこの回は終了してますが、普通に考えるとホルトは死んでないでしょう。もし本当に死んでいるんなら、それをキッカケにしてセービルが大成長というか豹変するような展開になる場合。しかしそれはさすがに先を急いでいるこの作品でもここではまだ早すぎ

 ホルトが死んでないのなら、わざとクドーを挑発しているようであるあの獣のオッサンはやっぱり何かの思惑があるんだろうな。明らかにクドーが誘惑に対して仲間とどっちを選ぶかを見極めているような様子があるし。何にしろ、村にいる魔女も含めて何らかの思惑があるようで、それがこれからストーリーの核か。

 にしても明らかにホルトに惚れられているセービルだが、さり気にロリ婆まで口説いてなかったか? なんかロリ婆様が予想外の攻撃にグラッときていた節があるが。なお今回、明らかに彼女の限界を見せて、彼女も無双ではないってところを示してたな。これは今後主人公に脚光を当てるための必需の段取り。無双のキャラほど作品にとっての障害はないので。

 

 

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