ファンタジーとしての手続きは踏んでいるようです
やはり予想通りに意外と正統派ファンタジーの展開をしているな。敵として殺人狂のクズが登場。結局はそのクズにいたぶられている内に各人の過去などが登場、ある程度予想はついていたように、各人が過去にそれなりの問題を抱えていてそれが現代につながっているという話。もっともホルトがスパイだったというのはあまり唐突な設定のようにも感じるし、ここでいきなりそれを暴露する? って展開は少々疑問ではあったが。
またこの主人公自身が特異なんだな。何か感情が薄そうに見えるんだが、決して薄情なわけではなく、今回でもクドーが危険だと分かったら助けに行こうとするというように行動力もあるし情もある。で、対称的に明るい優等生タイプだったホルトに実はかなり重い過去があったと。だけど明らかに今回のやりとりでホルトは完全にセービルに好意を抱くってパターンだろうな。
主人公の特殊能力が分かったが、かなり裏がありそう
そしてファンタジーにはよく登場するタイプのキャラがロリ婆のロー・クリスタス。彼女も何やらわけありげです。何やら杖の魔力を使い果たして死ぬつもりでいたのに、今回セーブルがフルチャージしてしまったというようなことを言ってました。まあ無能に見えた主人公が何かとんでもない特異な能力を持っているというのはお約束なんだが、結局はセーブルが持っていた能力は、制御が困難なぐらいの桁違いの魔法力だったと。とんでもない潜在力と言うことだが、制御がキチンとできなったら人間核兵器だ。で、そういうことが明らかとなったら、このセーブルを狙うヤツも出てくるのではという気が。
なぜセーブルがそのような力を持っているのか、またそもそもセーブルは何者なのかなんていうところが、彼が失っている過去の記憶と関係するんだろうな。まあありそうなのは実は彼は過去に世界を滅ぼしかけた魔王が転生した姿とかそういう線。
とりあえず比較的手堅い進み方をしているのでしばらくチェックです。ただ今ひとつ盛り上がりに欠く雰囲気もあるのが気になるところではありますが。
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本作と共に月曜日分だった「このヒロイン、超ウザい」・・・じゃなかった。「このヒーラー、めんどうくさい」はAmazonの試し読みで目を通した原作に比べて、アニメの方が天才的なほどに笑えない内容になっている上に、ヒロインのウザさだけが増量で見ていて苦痛がひどいので今週で落ちました。
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