メインキャラが揃い始めたようです
ひっそりと生きていくつもりのアークでしたが、エルフのアリアンと絡んだことでそうも行かないようになってきました。どうやらアークの目的が一種の世直し旅になりそうという方向性が見えてきましたね。
第4話では新たに獣人系の忍者キャラまで登場して、どうやら話のメインのメンバーが揃い始めてきたようです。ただ目下のところは最終的な話の目的地は見えてませんね。何かまだ寄り道的エピソードのまっ最中という印象です。
で、エルフが初登場ですが、やはりファンタジーマニアはエルフという言葉には一種の憧憬があるようで、アークもそのようです。単純に「エルフとお友達になりたい」という意志だけでアリアンを探した模様。結果としてアリアンの危機を救うことになって、頑なだったアリアンの信頼を得ることに成功したと。
ところでこの世界のエルフは人間界での被差別種族のようです。そもそもエルフは人間との交流がないとか、もしくは対立しているという設定は結構多いですが(そもそも森の孤高の人種である)、被差別階級という描写はそうあまり多くなかったかも。
ただストーリー的に盛り上がりに欠ける部分が気になる
まあこのアリアンを通してのエルフとの関わりなんてのはまあ良いんですが、ここに来てやはり無双すぎるアードの設定が話の制約になりつつあるのを感じるな。以前から私はことあるごとに言ってますが、無双な主人公ってストーリー立てにおいては最大の障害以外のなんでもないんです。目下のところどんな状況でもアードが無双状態でチャッチャと解決してしまうので、必然的にストーリーの緊迫感とか盛り上がりが欠ける。まあこの作品自体はポンタの存在が示すように、基本的にはノホホンとした脳天気な内容が本領なのだろうとは思いますが。
それとそもそもタイトルにもある骸骨騎士様の設定が目下のところストーリー的にはほとんど生きてないんですよね。単にアードがあまり大っぴらに動かない理由との意味しか持ってない。この設定がもっとアードにとっての制約になるかと思っていたら、思いの外何の意味も持っていない。正直なところ、目下は何のためにわざわざ骸骨騎士なんて突飛な設定を取って付けたのかが意味不明になっている。
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